月明かりの下で、君と約束をしよう (ページ20)

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第十九話ページ20

今日の授業が終わり、私とハーマイオニーは中庭を歩いていた。

前にロンとハリーが肩を並べて歩いているのが見え、話しかけようとした。

ロン｢いい？レヴィオーサよ。あなたのはレヴィオサー。嫌味な奴、全く。だから友達がいないんだよ。｣

ハーマイオニーは唇を噛み締めていた。

そして、荷物を抱え直して走り去ってしまった。

『待って、ハーマイオニー！』

ハー｢着いてこないで、サクラ！貴女もロンたちと私の愚痴を言えばいいじゃない。完璧な貴女には私の気持ちなんて分からないわよ！｣

ハーマイオニーに断られてしまった私は、その場に立ち尽くしてしまった。

ロンたちも、気まずそうにその場で止まっていた。

『あんな最低な事、よく言えるわね。』

ロンの頬を叩くと、私はハーマイオニーを追いかけた。

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-大広間夕食の時間-

ジョ｢おや？ロニー坊や、ほっぺたに真っ赤な手形なんかつけて、女の恨みでも買ったのかい？｣

フレ｢実はプレイボーイだったりして！｣

フレッドはジョージがおちょくるので、僕はため息を着いた。

ロン｢僕がハーマイオニーの愚痴をつい言ったら、たまたま本人とサクラが聞いてて、それで、サクラに叩かれたんだ。｣

フレ｢それは姫が正しいな｣

ロン｢...僕、ハーマイオニーにちゃんと謝ろう。｣

双子の兄は、僕の背中を叩いてくれた。

フレジョ｢｢ちゃんと仲直りしてこいよ！｣｣

ロンは深呼吸をすると、手元にあるパンをかじった。

ハリ｢ところで、その...ハーマイオニーは？｣

ネビ｢パーバティが言ってたけど、トイレにこもって出てこないんだって。そこで泣いてるみたいだよ、ずっと。｣

その時、大広間の扉が勢いよく開いた。

闇の魔法に対する防衛術の先生、クィレル先生だ。

いつもオドオドしているが、今は特にだった。

クィ｢トロールが！地下室に！あぁっ！トロールが入り込みました！お知らせしま…｣

バタンｯ！

クィレル先生はそのまま気絶してしまった。