第十話 ページ11
マク ｢ハリー・ポッター。｣
大広間がしんと静まり返った。
ハリーは私の目を見て、心配そうにしていたが、大丈夫よ、と小さな小さな声で言った。
ハリーが組み分け帽子を被ると、二人で何か話しているようだった。
暫くして、話しが終わったようだった。
組み ｢グリフィンドーーーール！！！｣
耳が痛くなるくらいの大きな声で組み分け帽子は叫ぶ。
そして、耳が痛くなるくらいの歓声と拍手がグリフィンドールから聞こえる。
フレッドはポッターを取ったぞー！と大喜びだし、他の寮の生徒は悔しそうだった。
周りの同級生の名前が呼ばれて行き、組み分けされるのを、最後まで見ていた。
なんだか変に緊張するな...
マク ｢サクラ・フローレンス。｣
大広間がザワつく。
私は深呼吸をしながら一歩一歩前に出た。
そして、椅子に座り、組み分け帽子を被った。
組み ｢おや？君はエディ・フローレンスとラナ・アルフレッドの子供かい？｣
そうだ、ママの旧姓はアルフレッドだった。
『ええ。』
組み ｢フローレンス家はグリフィンドールやハッフルパフから出た者が多いが、アルフレッド家は代々スリザリンだな。うーむ...｣
『家柄ではなく、私自身は、どこの寮だと思いますか？代々ここだから、という理由で決めて欲しくありません。』
組み ｢そうか、意外じゃな。それなら.......｣
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作者名：おむちゃ〜 | 作成日時：2021年12月16日 9時
