異能力じゃなくて魔術です

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特に変わったこともなく１日が過ぎていった…

ゴメン、嘘
今めちゃくちゃヤバいかも

目の前にいるのは全体的に黒い服の男性…？いや、背的に青年かな？

なんかね、バイト帰りに聖杯探ししてちょーっと人道りの少ない路地に入ったらなんか青年出てくるやん？
「お前もしかして…」とか言ってライト向けてくるやん？
眩しいやん？
青年急に壁を殴って窪みをつけたやん？←ｲﾏｺｺ

助けて(エセ関西弁タイム終了)

待って！！本当に君誰…？？私なんかやったっけ？

青年「あ？？お前俺を知らねぇのにポートマフィアに目つけられたのか」
可哀想に…と、哀れんできた

あっ、心の声漏れてた？？
見逃してくれる？と、少しの希望が見えた

青年「まっ、ボスからの命令は逆らえねぇから大人しくﾀﾋんでくれ」

なんかムリっぽい

青年がサッと手を上げると近くに居たのか黒スーツにサングラスの男達が出てきた、しかも銃を持って
ナンカミタコトアルー
やっぱりあれか、倉庫の所で見ちゃったやつか
それ以外見たことないもんね

「やれ」という声と同時に手を下げる

A「オシリスの塵！！」
咄嗟に攻撃防御の魔術を必死で叫んだ
ビビりだから目瞑ったけどね
いや、しょうがないと思うんだよ、ビビりだし

ガガガガガッという音が響く

青年「てめぇ異能力者か…」

青年の声で目を開く
よっしゃ無事
青年との距離はあるしこれは逃げれるのでは？？
とか思った私がバカだった

青年は急に私との距離を近づけた
数メートルはあった青年との間は今は殆んどない

速すぎる！！
思った瞬間殴られた

ドガッという音と共に壁に叩きつけられた
絶対壁へこんでるよ
口に血の味が広がる

痛みで気が飛びそうになるのを回復系の魔術でなんとか持たせる
あれ？青年今何か喋った？ごめん、聞こえないや

ヨロリと立ち上がろうとした瞬間、再び地面とこんにちはした
今、夜だけどね

立とうとすると徐々に地面に引き寄せられる
まるで…

青年「冥土の土産にでも聞かせてやるよ

俺の名前は中原中也
異能力は重力操作
てめぇには普段の数倍の重力がかかっている」

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