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◎同窓会_br ページ34

(リクエスト!!)

久しぶりの同窓会。酔わないように気を付けよう、そう思っていた。そう、思ってはいたんだけど…。

『う〜…私いつからこんなにお酒弱くなったっけ…。』

何故かかなりの勢いで酔いました。どれ位かって言うと、通り過ぎた人の顔が識別できないくらい。友達に途中まで送って貰ってそのまま家へ到着。したのはいいものの鍵が見つからず。仕方なしにインターホンを押した。…本当は嫌だったんだけどね。

「…はぁい、おかえりなさい?」
『ただいまです。』

ドアを開けて出てきたのはニコニコと笑みを浮かべているぶるーく。そんな彼とは裏腹に私の心は冷や汗ダラダラである。彼がこの笑顔を浮べる時は大体怒っているときだから。そのままグッと手を引かれて中へ連れ込まれる。

「ねぇ、」
『っわ!?』

急に立ち止まったかと思えば背中に腕が回される。もうどこへも逃がさない、とでも言いたげに強い力で抱きしめられて酔いが醒めていく。

「帰ってくるの9時って言ったじゃん。」
『ご、ごめんね。思ったより歩くの遅くて…。』

私はそう言ってぶるーくの胸元を押した。が、ビクともせず。そのまま固まっていると、頭上から彼の低い声が。

「変なやつに言い寄られたりとかしなかった?」
『そんな言い寄られただなんてされないよ。みんな同級生だし、』

と、そこまで言ってふと思い出した。そう言えば元同じクラスの男子に話しかけられたなぁ、と。彼氏いる? と聞かれたからいるよ、と答えただけだけど。でもあんまり話したこと無かったはず…。そうやって思考を巡らせていると、彼の手が私の顎を掴んだ。濃紺の瞳がこちらをじっと見つめる。

「何かあったの。」

別に隠すことでもないか、と思ってありのままを伝えると盛大なため息をつかれた。もしかして地雷を踏んでしまったのだろうか。

「なぁんでそうやってすぐ狙われちゃうかな…。」
『えっ?』
「それに気付いてないってのも重罪だし。」

僕の彼女って罪な子…なんて言いながら彼は私の頭を撫でた。結局はよかった…のか?
______________________

遅くなりました。明日は沢山投稿する(予定)なのでしばしお待ち下さい🙇‍♀️

《追記》
質問が来ていたので答えますが、作者のr作品をマイページから見れない方は恐らく設定で引っかかっているのかと。設定の変え方は御自身でお調べ下さい(私の拙い説明より早いと思います)
※18未満の方は閲覧しないで下さい。

◎初対面_shk→←◎水族館_nkm



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作者名:モチモチな餅。 | 作成日時:2022年2月13日 22時

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