◎体調不良_kr ページ12
(リクエスト!!)
なんか、頭痛いなぁ。ズキズキしていて視界が霞む。まぁ薬飲めば大丈夫だよね。
_______なんていう考えが甘かった。
お昼過ぎ頃にはもうたっているのが辛くてしんどさが増してしまっている。体全体がだるい…気がする。
「A〜?」
玄関の方から家に遊びに来た彼氏の声が聞こえる。が、足が動いてくれない。瞼が重たくなって息遣いが荒れてしまう。
「え、ちょ、こんなところで何してるの…!」
彼の声を最後に、私の意識はぷつりと切れてしまった。
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次に目が覚めた時、最初に聞こえたのはきりやんのくしゃみの声だった。いや、初っ端から笑っちゃったじゃん。
『んふ、きりやんおはよ。』
「ぶわぇ!? びっ、くりした…大丈夫? 起きれる?」
『うん。大した事ないから大丈夫だよ。』
まだ少し頭痛いけどね、なんて言うと彼は眉を下げた。あーあ、そんな顔をさせたい訳じゃないのに。そう思いながら彼の髪の毛に指を通した。
『そんな顔しないで。本当に平気だから。出来れば薬箱の中から頭痛薬取ってきてくれる?』
「分かった。そのまま寝てていいよ。」
彼の言葉に従ってベッドに戻ることにした。白い天井が見えて少しだけ頭痛がしなくなった気がする。頭痛で倒れちゃうとか、私も弱くなっちゃったなぁ…。
「ん、これ2錠飲んで。」
『ありがとう。』
彼に手渡された薬と水を飲んでそのまま寝転がる。軽く話していると、薬の影響か段々と眠たくなってきて。
『…ん、きりや、一緒に寝よ。』
「ハイハイ。じゃあ一人分の隙間開けて。」
『どーぞ。』
彼に入ってきてもらってきゅ、と手を繋ぐ。やっぱり人肌は暖かくて眠たくなる。これなら元気になりそう。
「明日、元気になったら買ってきたケーキ食べよ。」
『ぅ、ん。』
「よしよし、おやすみ。」
彼の言葉に従って私は夢の中へ引きずり込まれて行った。
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皆さん、体調は崩していませんか?
手洗いうがい、忘れないようにしましょうね😉
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作者名:モチモチな餅。 | 作成日時:2022年2月13日 22時