先輩！ (ページ10)

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関「俺は先輩だからとかねーし、てか駄目なことはふつうに駄目って分かれよ？俺らでもわかってるんすけど？」

「なんだよお前。
年下のくせに舐めやがって、」

そういい胸ぐらを掴まれ左頬に一発のパンチを受ける。

関「はっ、だっせー先輩。」

関田先輩がそういうと周りからは

「うわ、殴ったよあの先輩。」

「自分がわるいのにねぇ、」

「関田の言う通りだせぇわアイツ笑笑」

なんて声が。

「なっ、お前らだって散々笑ってたじゃねーか･･･！！」

という先輩の発言をだれも聞くことすらなく寧ろ今は関田先輩の話で盛り上がってる。

「おい関田すげーなお前！」

「関田ヒーローじゃん！」

中には関田先輩って男らしいしかっこいいよねなんて声もある。

そんなの私が１番知ってるのに。

それより怪我が心配になり声をかけようとするとその中関田先輩が一言。

関「別に、コイツ困ってたんで。」

今「ひゅー、かっこいいねー笑笑」

「関田先輩、ヒコ先輩ありがとうございます」

別になどを使ってるこの言葉の中からも先輩の優しさが滲み出ていて、その優しさがほんとに大好きだ。だからこそ先輩を傷つけてしまったことが許せない。

「あ、その。関田先輩･･･ごめんなさ」

関「謝るぐらいだったらもっと強く言い返せ。わかったな？」

「･･･はい！」

関「あー、空気壊したんで俺帰りますわ。」

今「ん、誠大かえんなら俺も帰ります」

「私も、失礼します･･･！」

帰り道が一緒だったため並んで帰る。

今「いやー、誠大が殴られるとはね笑笑」

関「笑うなうぜえ！」

「ヒコ先輩も、そうですけど
今日の関田先輩はいつもよりもっともっと、カッコ良かったです･･･！」

関「･･･」

今「なに、誠大照れてんの？かわいいー」

「え！関田先輩照れてるんですか？！」

関「ほんとお前ら煩い、」

こんな時間が永遠と続けばいいのに、そう思えるぐらいその時間はとても楽しかった。

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