先輩！ (ページ4)

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真剣にパソコンを除く関田先輩。

小さなパソコンだからか自然と距離が近くなるそんなことにふいに恥ずかしくなる。

関「すごいね。癖とか完全に見抜けてる。」

パソコンを見ていたかと思えばこちらを向き微笑んでいる関田先輩。

好きだとこの場で叫んでしまいたいが
なんとかその気持ちを抑える。

「だって先輩たちには春高であれ、なにであれ頑張って最善を尽くしてほしいですもん」

関「うん、みんなで頑張るからね」

にこっとはしているがさっき微笑んでくれた顔とはまた違う遠くを見つめたような顔。

「はい、その言葉頼りにしてますから」

関「おう。任せろ！」

関田先輩はそろそろ戻んなきゃ柳田先輩怖ぇから笑笑といって練習に戻る。

その背中でさえもたくましい。

あぁ、本当にこの背中。

この人のこと。

全部

全部

好きだ。

柳「1日目はどう、疲れてない？」

部屋に戻る途中でマサ先輩からの声かけ。

「はい全然」

柳「そっか、疲れたら言ってね」

少し不器用ながらにも微笑み頭を撫でてくれる先輩。

どこか、少し愛くるしくふふっと声に出して笑ってしまう。

柳「何笑ってんの･･･」

むっとした顔つきで睨んできたが「何もないでーす笑笑」と話を変える。

「ねぇ、先輩！消灯時間って決められてましたっけ？」

柳「うん、･･･確か１２時ぐらいまでには寝るようにって」

「良かった！それなら付き合ってくださいね？」

柳「なにがだよ、てかまたどうせ何か企んでるんだろ？」

鋭いマサ先輩に勘づかれる。

「ふふ秘密です！」

柳「そーか。」

早く夜になればいいのに！

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