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.関田side
それからは殆ど俺はAと会話することがなくなった。
というか俺が一方的に避けている。
避けてる理由は、ほんとしょうもなくてただあいつに嫌われて会った時に気まずいそうにされるのが嫌だから。
そんなとこ見ちまったら多分俺もたねぇ。
そんな俺たちに、何かを察してヒコはなにがあった?と
「なぁ、Aってさ祐希のこと好きなのかな?」
俺の中でこんなにもアイツの存在がおっきくなってんのか、わかってなかった、
ずっとアイツは、俺のことが好きでそばにいるのがあたりまえだったから。
失って気付くとかダサすぎんだろ俺。
今「はぁ、何だ急にどう考えてもお前のことが好きだろ」
「・・・でも俺嫌われたし」
今「嫌われるって・・・なにした?」
「祐希とAが楽しそうに話してんの考えたらカッときてなんか壁ドン・・・してた。」
今「ヤダ誠大ったら大胆」
「・・・・・・」
今「でもAちゃんから避けてるってよりかは誠大が避けてるじゃん」
「嫌われたのを実感したくねぇ」
今「なんでお前はAちゃんを、信じないかなー?」
黙っている俺を見て横で頭をガシガシとかくヒコ。
信じる?
俺が?
Aを?
信じるも何も嫌われたんだってば。
今「お前さ嫌いって言われたの?Aちゃんに」
「・・・言われてねぇ」
今「俺さ結構本気でAちゃんのこといいなって思ってて、でもAちゃんにはお前しか似合わねぇのだからこうやって背中も押してる、分かるか?」
「・・・」
今「だからちゃんと話し合って解決させてこい
いい報告待ってるからな?」
そう俺の背中を押してくれたヒコの顔は笑ってはいるがなんとも言えないような顔で。
ああコイツと友達でよかったな。
「わりぃ、ありがと、・・・俺行ってくるわ」
今「おう、行ってこい!
誠大なら大丈夫だから・・・、」
ヒコのお陰で俺の気持ちとちゃんと向き合う。
俺は今度こそ逃げない。
そしてAの気持ちに応える。
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あいか(プロフ) - 関田さん好きなので嬉しいです!ありがとうございます! (2023年1月25日 2時) (レス) @page10 id: 6e8b79a9d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おもち | 作成日時:2023年1月17日 23時