妹じゃないんですけど

鈍感女 ページ33

.





「ねえ小野寺さん。･･･相談してもいいですか？」





練習が終わった後、片付けをしてる小野寺さんに話しかける。･･･今の状況を誰かに聞いてもらわなきゃパンクしてしまいそうで、小野寺さんなら。と思い相談することにした。




小野寺「んーどうしたの？」

「小野寺さんなら好きな人居ないときに数人に好きって言われたらどうします？」




ニコニコの笑顔で話を聞いてくれる。

質問をすると少し困ったような顔をしてから。




小野寺「俺なら一緒に出掛けてみるかなー、だってまずその人のこと深く知らなきゃいけないじゃん。」

「･･･たしかに、。」




やっぱりお出掛け大事？




小野寺「で、いいなーって思った人と一回付き合ってみる。」

「ほうほう、参考になりますね」

小野寺「なに？Aちゃん告白でもされたの？」




事実を突かれ顔に熱がこもるのが自分でもわかる。

すると小野寺さんはあてちゃった、みたいな顔でこちらをみてくる。･･･あてられちゃった、




小野寺「･･･まじかー。俺も狙ってたのに、」

「･･････え？！」

小野寺「ははっ冗談だよ、半分くらい」

「ん･･･、？」

小野寺「それはさておき、誰にされたの？」




それはさておきじゃないよ。

え、･･･



取り敢えず聞かなかったことにしておこう。

うん、それがいいと思う。




「･･･まあ、数人、ですね。」

小野寺「へー。みんな意外と行動力あるんだね」

「びっくりしちゃいましたよ」

小野寺「えーでもみんな分かり易いよ。藍とか特にね」

「･･･そうですかねぇ、」

小野寺「Aちゃんは鈍感だからねー。」

「否定できない、」




最近のことを考えてたら私って実はめっちゃ鈍感なんかじゃないかって思えてきたし。




小野寺「大変だねぇ笑笑」




あまり思ってもなさそうな顔と声で言われる。

･･･他人事ですね、




.

宣伝:耳を傾けて
↑
柳田将洋選手メインの小説。関田誠大選手もでてきます。良ければご覧ください。

続く お気に入り登録で更新チェックしよう!

最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している


←なら俺とも

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す