マネージャーは愛される！

20 . 幼馴染 ページ20

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昨日のことはあまり覚えてないが頭が痛い。
そして昨日のせいかいつもより早く起きてしまった。

そのためいつもより少し早く食堂に行くとそこには山内さんの姿がぽつり。




『山内さん？おはようございます、』




山内「ん、はよ。てかなに？お前フラフラじゃん、｣




『ん、あぁ昨日飲みすぎちゃって...』




山内「自分の体なんだから限界分かれよ...」




そう言いながらもそこ座っとけってお水を持ってきてくれる。
そして私の前の椅子に座る。

なっ、優しい...ツンデレなのか？！




『うっ...ありがとうございます〜〜泣』




山内「昨日お前1人で飲んだの？」




『あっいえ、昨日はマサさんと関さんもいましたよ！で昨日飲みすぎで寝ちゃって覚えてないんです、笑笑』




山内「は？部屋？」



このことは言わなかった方が良かったかな？山内さんの表情が一気に暗く？怖く？なった気がする。
少し呆れているのかイライラしているのか、山内さんの視線が痛い。




『部屋..ですね、あはは』




山内「あははじゃねー、お前男2人居んのにそこで寝たの？」




『、はい、。』




山内「ありえねー、お前は昔っからいつもそうだよな？」




『う、はいってえ、昔？』




山内「そ、昔から ...はぁもういいや俺、昔お前の近所に住んでた晶大、アキくん。」




『え？うそ、アキくんなの？』




山内「そうだって。お前全然思い出さないし」




そう私には5つ年の離れたご近所さんがいたのだ。
歳は5つ離れていても仲良くしてもらっていてずっと一緒にいた気がする。

だけど私の急な引越しによって離れ離れになってしまったのだ。
あぁ、確かにアキくんって呼んでた幼なじみがいたな。
アキくんって呼んでたこと以外忘れていたけれど、



『う、ごめんなさい...』




山内「よくねーけど、別にいい。」




『でも山内さんがアキくんだったなんて驚きました笑』




山内「俺もAと会った時びっくりした。」




『えへ、でも小さい時は身長も小さい方でよく熱を出してましたよね、山内さんがアキくんだなんて気づきませんよ笑』




山内「そりゃ俺だって成長する。あとアキくんでいいし敬語辞めて。」




『へ？、え、でもいいんですか？』




山内「俺がいいって言ってんだからいいの、」




『そっか、じゃあよろしくね？アキくん笑』



するとアキくんは大きな手で私の頭をぽんっと雑に撫でて" うんよろしく。そう微笑んだ。


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