六十一枚目っ！ ページ12
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うわ……。
本当に囲まれてるし……。ドラマかアニメみたい…。
「で？ 何？ お家大好き舞架チャンは俺らと遊んでくれないの〜？」
「あー、おじさん、この子そーゆーの大好きだけどあたしらがいるから恥ずかしがってるだけなんだ｡」
いやいやいやいやいやいや………
舞架をそんな遊び好きて……ビッチかよ……。
「いや〜…あの……」
うー…助けに行かなきゃって思う程怖い……。
「あれ、A？」
「え、まふ？」
後ろを振り替えるとやっぱりまふ。
『どうしたの？』とでも言うかのように首をかしげている。
これって説明すべき？
なんかまふには純情な感じのイメージがまとわりついてるんだよね。
実際は、そんなことないかもだけど。
うーん…でもまふって見た目ヤンキーっぽいしいける……？
あ、ドスの聞いた声とか出せないよね。
やっぱあたしが行くしかないかぁ〜。
「あー、じゃああたしちょっと行って来るから、バイバーイ。いい夢見ろよ！」
「いやちょっと待ってよ」
……あのさ。
血でも止める気ですか？ まふまふさーん？
「何？ もしかしてあの女の子助けるの？ Aも一応は女の子でしょ？」
「一応は余計かな。あとあれあたしの妹だし、姉が助けに行くのは当たり前でしょ？」
思ったことをスラスラと述べるとまふは少し首をかしげながら不安そうな表情を浮かべた。
「じゃあ僕も行くから。それで良いでしょ？ 僕はほら……見た目あれだし｡」
「えぇ…んー、わかった。じゃあ行くよ｡」
どっちにしろ舞架助けなきゃいけないしね。
舞架がまふを怖がらないかとかは抜きにして。
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作者名：亜蘭 | 作成日時：2017年5月10日 0時
