ドジっ子・天然女（嘘）サバサバ系女（偽）不思議ちゃん（仮）による王子争奪戦・・・・を見ている凡人の私。【stxxx】

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Aサイド




さ「あー助かった・・・・さんきゅ、」
『あんたもさぁ、あんな可愛い女の子に恋されてるんだから、喜びなって。』
さ「可愛いのは認めるけど、あのアピールがやばいんだって・・・まじ疲れる」

『せっかく助けてあげたのに』



人がほとんどいない非常階段。

私はさっきみたいに、朝のさとみVS３人を実況し、ヤバそうだったら連れ出す・・・ってことを
何回かやっている。




面白いのがね、私は感が鋭いからかなんなのかは知らないけど、あの三人の本性を知ってること。

クラスでもはっきり知ってるのは私ぐらい。





それで私、何を言おうとさとみの幼馴染なんだよね。

自分を作り上げている女子に、モテてるさとみを面白がっている人の内の一人。





あの子らに幼馴染ってばれたら、(別の意味で)やばそうだから内緒にしてる。





ゆーて私は凡人だから、個性豊かな皆に勝てるとは思わない。

恋愛対象外だし。





・・・・・フラグじゃないからね？
フリでもないよ？



多分、絶対私がさとみを好きになることはないだろう。




もしもカップルになったらどこの夢小説や、って笑うわ。





さ「でもさ、俺、あいつらに告白されてもOKする気無いんだけど。あいつらも分かってるだろ。」
『恋する乙女は最強なんだって聞いた事ない？』
さ「なんだ、それ」
『さとみを恋に落とすまでは諦めないってこと。』
さ「まじで・・・」



大変だろうけどね、頑張るんだよ。

非リアにはならないだけいいじゃんッ(非リアの叫び)


私もあれだけ愛されてみたいよッ






こ「あ、さとみくんとAじゃーん。また逃げてきたの？」




特徴的なガサガサボイスが聞こえると思ったら、ころんか。

階段の踊り場から顔を出している。



その後ろには生徒会めんばーたち。

私、さとみの幼馴染で、さとみが生徒会メンバーと仲良いから必然的に仲良くなっちゃったんだよね




あの３人に言ったらどうなるか・・・(震え)



というか皆同じクラスで結構モテるんだよ。

ころんとか狙ってる女子、普通にいるし。




『なにやってたのー？』



会長のなーくんが来たので、聞いてみる。

もうすぐ文化祭がある気がするよね。


うちの文化祭って、なぜか体育祭より早いんだよね(今５月)




な「えっとね、今は文化祭の準備。去年とは違うものをやろうかと思ってるね。」
『へー』
な「すっごい興味なさそうじゃん。」
『大抵私裏方だし。』



私みたいな地味女子には裏方しか出来ないしね。

今年は個性豊か三人組がいるから面白いことになりそう。

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