14. 亮平side ページ15
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家につくと玄関で佐久間が待ってた。
佐「ズボン破けてるじゃん」
岩「俺の制服は？」
宮「あるよ」
岩「こいつにやれない？」
宮「ちょっと待ってて。とりあえず手洗っておいで」
阿「琉斗も行こ」
琉斗「おじゃまします……」
佐「はーい」
阿「琉斗、服貸すよ」
岩「俺の着れなくなったやつそのままやるよ」
琉斗「そんな！ちゃんと返します！」
佐「照の着れなくなったやつだから大丈夫だよ。はい、座って」
琉斗「っ……」
佐「あァ、砂入っちゃってるから少しいじるね」
琉斗「っ！」
阿「琉斗、手貸して？」
琉斗「んっ……」
深「大丈夫そう？」
佐「寝ててよ」
深「もう大丈夫」
佐「これ取れない……」
深「貸して？」
阿「大丈夫大丈夫」
岩「着替え置いとくよ。ほら、覗かないの」
向「あの子いじめてた子やん」
目「なんでいるの？」
岩「今日から友達なったんだよ。宿題終わったの？」
向「あ、やってない！」
目「俺もやってない！」
岩「胸張って言うな笑ったく…見ててやるからやりな？」
向「高校生はええよな。宿題なくて」
岩「その代わり自分で勉強するの」
深「はい、OK」
佐「さすが」
宮「もしかしたらサイズ大きいかも。」
琉斗「ぁくっ……」
佐「あ、ごめんごめん笑」
阿「もう、」
佐「ごめんね」
ガーゼに薬つけたの貼ったら染みたみたい。
宮「一旦履いてみて。あ、意外と行けるな」
深「制服？」
宮「穴空いちゃったから」
深「あぁ、なるほどね」
宮「いいんじゃない？」
琉斗「……制服、高いのに…」
佐「あぁ、それこの人のお下がりのお下がりのお下がりだから大丈夫だよ」
阿「これ、ふっかの？」
深「うん。みんなあの中学校出てるからね」
宮「一応言うとこれ俺のじゃなくて佐久間のな」
佐「(`･ω･ ；)ﾅﾇｯ?!」
宮「照のはさすがにもう無理だよ」
佐「え、俺より高くない？」
宮「まぁ、数センチ？」
阿「……琉斗、まだ染みてる？」
琉斗「ｺｸｯ……」
佐「いじっちゃったからね」
宮「時間大丈夫？」
琉斗「あ、」
岩「佐久間、お願いあんだけど」
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作者名：聖奈
| 作成日時：2020年5月13日 13時
