昔話をしよう 3 ページ42
「お前、陰気臭い死神と仲良くしてるのかよ」
「も、もしかして、私のことつけてきたの…！？ストーカー？！」
「うぐっ…ち、ちっげーよ！たまたま方向が一緒だっただけだっての！」
「それに陰気臭い死神って誰？あなたのこと？」
「ちげぇよ！！そいつのことだよ！」
びしっと少年はイソップに指を指す。指されたイソップは困惑した表情を浮かべていた。
「イソップは死神なんかじゃないよ」
「死神だろ！知ってるか？そいつ父親もいないうえに、母親は死んでるんだぜ？そいつが不幸を呼ぶんだ。おまけに学校も中退したし！そいつと遊ぶなら、お前とはもう遊んでやんねーからな！」
「そっか。じゃあ遊ばないことにする」
「…Aちゃん……」
「はん、やっぱりお前も…っておい！そいつとどこ行くんだよ！」
「？イソップの家だけど」
「そいつとは遊ばないんじゃないのかよ？！」
「遊ばないのは、貴方とだよ」
何を言っているんだ、と思いながら首を傾げると少年は怒りからか、わなわなと震えていた。友達のことを悪く言うのなら、友達ではない。
そう思っていると、突然少年は私の片腕を掴み、ぐいぐいと引っ張ってきた。
「いたっ…やめて、離してよ…！」
「うるせぇブス！なんでだよ…なんで、そいつなんかと…！！」
「Aちゃんを離して」
ギリギリと締め上げられる腕から逃れようとすると、それまで黙っていたイソップが少年の腕を掴んだ。そのまま少年の耳元で何かを囁いたが、私には聞こえなかった。イソップの言葉を聞いた少年は怯えた表情をすると、そのまま来た道を逃げるように去っていった。
「大丈夫？Aちゃん。こ、こわかったね…」
「大丈夫だよ、イソップ。ありがとう。…ねぇイソップ。彼に何か、言ったの？」
「ううん。大したことじゃないよ」
そう言うと、イソップは嬉しそうに微笑んだ。
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塩わさび - アリスさん» な、内臓？！！こんな作品でもそう言ってもらえて嬉しいです(*´∀｀*)更新がんばります！ (2020年2月11日 19時) (
レス) id: 8b57fbd319 (このIDを非表示/違反報告)
塩わさび - ハルさん» わーん（ ; ; ）ありがとうございます！！更新がんばります…！！ (2020年2月11日 19時) (レス) id: 8b57fbd319 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 塩わさびさん!ヤバイです!推しパラで内臓数個割れました!これからも更新頑張ってください!応援してます(｀･ω･´)ゞ (2020年2月9日 7時) (レス) id: e1cd416983 (このIDを非表示/違反報告)
ハル - テストお疲れ様です！更新楽しみにしてます！ (2020年2月8日 22時) (レス) id: edfc4fb06d (このIDを非表示/違反報告)
塩わさび - イヴさん» ありがとうございます！！なるべく早く更新できるよう頑張ります…！ (2020年1月26日 11時) (レス) id: 8b57fbd319 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩わさび | 作成日時：2019年12月14日 1時
