21歳の身体、21gの魂 2 ページ35
「A連れてきたぜ！」
「Aさん！！」
「あ、Aさん。やっほ〜」
連れられてこられたのは、食堂だった。ガタッと音を立てながらイソップは立ち上がり、マイクくんが片手を上げたのに続いて、各々が挨拶をしてくる。既にいたのは、マイクくん、イソップ、ウィル、イライ、ノートンさん、ナワーブだった。その中でも一番顔が赤いのはイソップで、目がいつにも増して虚ろだ。
どこに座ろうかと悩んでいると、イソップは自分の膝の上を叩いた。
「Aさん、僕の膝が空いてますよ。さぁ」
「何がさぁなの？！！座らないからね！？」
「こっちに来なよ、A。イソップいつもよりも増して面倒くさいから」
「イライ、この間の中庭での件のこと忘れてないからね」
「何のことだったかなぁ。あはは」
「じゃあじゃあ！僕の隣においでよ！僕あまりAさんと話したことないし！ね、いいよねノートン！」
「僕は別にいいよ。Aがいいなら、だけど」
じっとノートンさんに見つめられる。初めてあった時を思い出して、背筋がぞわぞわした。普段は別にいい人なのだが、何かの拍子でスイッチが入ると情緒が不安定で怖いのだ。今はお酒のせいなのか、少しだけ不穏だった。
彼とイソップの視線から逃れるように、間を通ってウィルとナワーブの間に座った。「え、今の流れでこっち座んの？」とナワーブが嫌そうな顔をしてきたが無視だ無視！
未だに続く視線を無視しながら近くにあったグラスをとり、ワインを注いでから押し込むように飲む。
「何でそこに座るんですかAさん」
「ほらイソップが面倒くさいことし始めるじゃねぇか、絶対」
「よくわかってるねナワーブ。睨まないでイソップ」
「まあまあ、そんな顔すんなよイソップ！楽しく飲もうぜ！」
「ハァ？」
「いつもにも増して眉間にシワ寄ってるね！イソップさん！」
「あぁ、分かりました。照れているんですね？じゃあ僕の方から行きますね」
「わ！？」
イソップはそういって立ち上がり、私のもとへ来ると、私の座っている椅子ごと掴んで後ろに引き寄せた。そしてそのまま膝裏に手を差し込むと、私を抱き上げると私の座っていた椅子に座った。所謂お姫様抱っこだ。
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塩わさび - アリスさん» な、内臓？！！こんな作品でもそう言ってもらえて嬉しいです(*´∀｀*)更新がんばります！ (2020年2月11日 19時) (
レス) id: 8b57fbd319 (このIDを非表示/違反報告)
塩わさび - ハルさん» わーん（ ; ; ）ありがとうございます！！更新がんばります…！！ (2020年2月11日 19時) (レス) id: 8b57fbd319 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 塩わさびさん!ヤバイです!推しパラで内臓数個割れました!これからも更新頑張ってください!応援してます(｀･ω･´)ゞ (2020年2月9日 7時) (レス) id: e1cd416983 (このIDを非表示/違反報告)
ハル - テストお疲れ様です！更新楽しみにしてます！ (2020年2月8日 22時) (レス) id: edfc4fb06d (このIDを非表示/違反報告)
塩わさび - イヴさん» ありがとうございます！！なるべく早く更新できるよう頑張ります…！ (2020年1月26日 11時) (レス) id: 8b57fbd319 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩わさび | 作成日時：2019年12月14日 1時
