解読に集中して！ 3 ページ21
次に目を覚ましたとき、塩の香りと冷たい風が頬をなでた。あたりを見渡すと、遠くに船が見える。どうやらステージは湖景村のようだ。幸いにも私は小屋スポーンだった。ここは比較的初手を引きやすいので、ファーチェにはもってこいである。ナワーブとの約束を果たさなければならない。
『解読に集中して！』とそれぞれの方向からチャットが飛んできた。そのうちの一つは私と同じ場所から来ている。
「Aさん」
「わ！い、イソップ…？！なんでここに！」
「あぁ、Aさんには言ってませんでしたね。僕は最初の5秒だけ、皆さんの位置がわかるんです」
ぬ、といつものようにイソップが後ろから現れた。どうやら彼の外在特質のせいらしい…。これでは私がどこにいるのか筒抜けではないだろうか。
そんなことを考えていると、どくん、と心臓が大きく跳ねた。ハンターが近づいてきている証拠だ。徐々にその音は大きくなっている。
「私がひきつけるから、早く逃げて！」
「せっかく二人きりになれたのに…邪魔されましたね。…Aさん、どうかご無事で」
イソップも状況がわかっているのか、それ以上此処には留まらなかった。『ハンターが近くにいる！』というチャットを打ちながら、後ろから来ているであろうジャックさんと距離を取るように走る。
「こんばんは、Aさん。今日は珍しい格好をしていますねぇ」
「こんばんは、ジャックさん。まあ…いろいろとありまして。優鬼してくださると助かるのですが…」
「とても似合っていますが、それは無理なお願いですね。その格好で逃げられると、無性に切り刻みたくなる」
「ひぇっっ」
ジャックさんがそういうのと同時に霧の刃が飛んできた。間一髪避け、海の方に逃げていく。板の読み合いをしていると、『頑張れ！持ちこたえろ！』、『先に行くよ！』とノートンさんとイライからのチャットがきたのと同時に、船の方面とアスレチックの方面が二台あがった。
「おや、もう二台あがりましたか…。貴方もなかなかしぶとくなりましたねぇ。来たばかりの頃は五台残して飛んでいたのに」
「いつの話をしているんですか…！さすがにあの頃よりはもちます、よ！」
「なるほど。霧の刃がなくなった今、板を倒しますか。ですが、これはどうでしょう？」
「痛っ？！神出鬼没…！？」
板を倒したのと同時にジャックさんが真後ろにいた。びっくりするし、フェイントをかけられるので神出鬼没は嫌いだ。
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塩わさび - アリスさん» な、内臓？！！こんな作品でもそう言ってもらえて嬉しいです(*´∀｀*)更新がんばります！ (2020年2月11日 19時) (
レス) id: 8b57fbd319 (このIDを非表示/違反報告)
塩わさび - ハルさん» わーん（ ; ; ）ありがとうございます！！更新がんばります…！！ (2020年2月11日 19時) (レス) id: 8b57fbd319 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 塩わさびさん!ヤバイです!推しパラで内臓数個割れました!これからも更新頑張ってください!応援してます(｀･ω･´)ゞ (2020年2月9日 7時) (レス) id: e1cd416983 (このIDを非表示/違反報告)
ハル - テストお疲れ様です！更新楽しみにしてます！ (2020年2月8日 22時) (レス) id: edfc4fb06d (このIDを非表示/違反報告)
塩わさび - イヴさん» ありがとうございます！！なるべく早く更新できるよう頑張ります…！ (2020年1月26日 11時) (レス) id: 8b57fbd319 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩わさび | 作成日時：2019年12月14日 1時
