解読に集中して！ 2 ページ20
「貴方は確か…イソップ？ごめん、そういうつもりじゃなかったんだけど…」
「本当ですか？知り合いのふりしてさり気なく色目使ってません？」
「使ってない使ってない。たしかにAさんは魅力的だけど、断じて口説いてはないよ…！」
「Aさんが魅力的なのは知っています。ですが貴方の彼女の魅力を分かりきっているかのような口調が気に入りません」
「ごめんなさい、ノートンさん！この人いつもこうなんです…！」
ノートンさんは無理やり手を離されたことに怒りもせず、むしろイソップを宥めようとしている。なんて心が広いのだろう。謝りもしないイソップのかわりに謝ると、ノートンさんは苦笑いをした。
「Aさん、この人の肩をもつんですか？貴方のことを口説こうとしたのに？」
「ち、近いよ…！わ、私から離れて……！ノートンさんは私のこと口説いてないし、そもそも私なんて興味ないでしょ…！」
「そんなことないですよ。Aさんはとても面倒みがよくて、お嫁さんにしたいって先輩たちからよく聞きますし」
「はぁ？誰ですかそれ言ったの。後で問い詰めるので詳しく話してください」
「ノートンさん……！話をややこしくしないで……！」
さらりと爆弾発言するノートンさんに、イソップがいち早く反応した。お願いだから、イソップを刺激するのはやめてほしい。というかこの会話、ハンター側……つまりジャックさんにも聞かれていることを忘れていないだろうか。
「それに、こんなに可愛らしいメイドさんなら、皆さんお嫁さんにしたくなっちゃいますよ」
「ノートンさん優しいですね…。お世辞でも嬉しいです…！」
「お世辞じゃないんだけどなぁ」
「何いい雰囲気になってるんですか。僕だって褒めたんですが…。Aさん、ちょっとこっち来てください」
「ちょっと…！？なんでじりじり寄ってくるの…？！」
「やめなよイソップ。Aさんが困ってるよ」
「すみません、遅刻し……どういう状況？」
イソップから逃げていると、逃げた先にタイミングよく、最後の参加者であるイライがやっと来た。イライの目には、メイド服を着ている私と、それを追いかけるイソップ。そして彼を押さえつけようとしているノートンさんが映っているだろう。
遅いよイライ、と言おうとしたとき、意識がふっと無くなる感覚に陥る。ゲームが始まる合図だ。この感覚は未だになれないから嫌いだ。
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塩わさび - アリスさん» な、内臓？！！こんな作品でもそう言ってもらえて嬉しいです(*´∀｀*)更新がんばります！ (2020年2月11日 19時) (
レス) id: 8b57fbd319 (このIDを非表示/違反報告)
塩わさび - ハルさん» わーん（ ; ; ）ありがとうございます！！更新がんばります…！！ (2020年2月11日 19時) (レス) id: 8b57fbd319 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 塩わさびさん!ヤバイです!推しパラで内臓数個割れました!これからも更新頑張ってください!応援してます(｀･ω･´)ゞ (2020年2月9日 7時) (レス) id: e1cd416983 (このIDを非表示/違反報告)
ハル - テストお疲れ様です！更新楽しみにしてます！ (2020年2月8日 22時) (レス) id: edfc4fb06d (このIDを非表示/違反報告)
塩わさび - イヴさん» ありがとうございます！！なるべく早く更新できるよう頑張ります…！ (2020年1月26日 11時) (レス) id: 8b57fbd319 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩わさび | 作成日時：2019年12月14日 1時
