反省するんだ 5 ページ16
ゲームを終えてロビーに戻ると、そこには何人かのサバイバーのみんなが集まっていた。彼らは私に気がつくと、会話を中断させて勢い良くやってくる。筆頭はエマちゃんだ。エマちゃんは「わーん！心配したの！！」と私に勢い良く抱きついてきた。
「ほんっとうに貴方って人は！！また失血死するつもりだったの？！」
「エミリーさんのおっしゃるとおりです…！Aさん、どうか無茶はやめてください…！」
「む、無茶をしているわけでは……」
「いくらここに戻ってきたら傷が治るとはいえ、貴方の行動は医者として見過ごせないわ。何度言っても分からないようなら、これから貴方には失血死するたびに血を抜いてもらおうかしら…」
「それが最適かもしれないなの…！」
「ひぇッッ」
エミリーさんとエマちゃんの言葉にぞっとする。それは勘弁だ。注射器を見つめるエミリーさんと、私から離れてエミリーさんに同意するエマちゃんに怯えていると、「A」とナワーブに腕を掴まれた。まずい。かなり怒っている。
「なんで俺を庇った。あそこで俺が囮になれば、本当はお前が逃げられたはずだ」
「えーと…その…体が勝手に…動いてですね…」
「前にも言っただろ。俺達はチームワークが大事なんだって」
「う……。で、でも！私の外在特質を使えば、10秒は稼げる！ナワーブの足なら10秒なんて楽勝で……」
「うるせぇ」
「ごめんなさい……」
必死に訴えてみたが、だめだった。ぎろりとナワーブに睨まれた。後ろでエミリーさんが「腕は折っちゃ駄目よ」と言っているのが聞こえた。こわい。ナワーブのほうが若干背が低いので自然と下から睨みつけられる。そういえば彼は元グルカ兵だった。迫力が他の人とはちがう。
「あと俺、もうひとつ言ったことあったよな」
「な…なんだっけ……」
「次失血死をしたら、
「そんなこと言ってたかなぁ…」
「言った。快く承諾してただろ、お前」
「次！次出血死したらにしてください！猶予をください！！もう次は絶対失血死しないから！！」
「なんでそう言い切れるんだよ」
「だ、だって…失血死したら………みんなの前で…お尻叩かれるから…」
「…？し、尻…？？……？え、なんで？」
「無常さんたちに…脅されたというか…なんというか…」
「え？！Aさん、脅されたんですか…！？」
「ち、違うのヘレナちゃん！そうだけど…そうじゃなくて……！」
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塩わさび - アリスさん» な、内臓？！！こんな作品でもそう言ってもらえて嬉しいです(*´∀｀*)更新がんばります！ (2020年2月11日 19時) (
レス) id: 8b57fbd319 (このIDを非表示/違反報告)
塩わさび - ハルさん» わーん（ ; ; ）ありがとうございます！！更新がんばります…！！ (2020年2月11日 19時) (レス) id: 8b57fbd319 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 塩わさびさん!ヤバイです!推しパラで内臓数個割れました!これからも更新頑張ってください!応援してます(｀･ω･´)ゞ (2020年2月9日 7時) (レス) id: e1cd416983 (このIDを非表示/違反報告)
ハル - テストお疲れ様です！更新楽しみにしてます！ (2020年2月8日 22時) (レス) id: edfc4fb06d (このIDを非表示/違反報告)
塩わさび - イヴさん» ありがとうございます！！なるべく早く更新できるよう頑張ります…！ (2020年1月26日 11時) (レス) id: 8b57fbd319 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩わさび | 作成日時：2019年12月14日 1時
