第一印象？ ページ10
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私の視線の先には勿論夜久さんだ。夜久さんを見付けた事にﾌﾞﾜｯと嬉しさが押し寄せ、彼に駆け寄ってしまうのを抑えながら口角が上がってしまう。夜久さんはというと私を見て吃驚しているのかスクイズボトルを持ったまま突っ立って丸い目を見開いている。そんな視線の先を覆い隠す様に鉄兄が私達の前に来た処で鉄兄に視線を向ける。
「 これで入部希望者全員か？確認するからあっちに並んで 」
主将の様な事をしている鉄兄にﾌﾟｯと少し吹き出してしまうと少し此方を睨まれた気がしてﾌﾟｲｯとそっぽを向く。言われた通りにリエーフくんや他の1年生達が順番に並ぶ中私は先輩達から見て1番左に並んだ。何故なら人間は自己紹介して、と言う時大抵左から順番にお願いするから、という心理を活かしての事だった。私達の目の前に他の先輩達も集まって来て部員全員が集まったみたいだ。その中には研磨くんも居て怠そうなその姿に少し笑みが零れそうになる。
「 ん、人数集まってるわ、じゃあ自己紹介からだな、俺は黒尾鉄朗、この部の主将 」
「 俺が副主将の海信行、宜しく 」
「 他のメンバーは後に自己紹介するとして、取り敢えず一人一人名前と目標を左から………やっぱ右からで 」
主将と副主将の自己紹介が終わり、夜久さんの紹介はしろよと鉄兄を不満そうに見詰める。すると次は此方の自己紹介の流れになった。ヨシキタと言わんばかりに鉄兄をじっと見詰めるとﾌｲｯと逸らされ私の思考とは真反対の右からと言われてしまった。絶対私の思考を読み取ったであろう鉄兄の発言に吃驚してしまい、我慢していた口が勝手に動いてしまった。
『 はっ？！』
私の声はそんなめちゃくちゃ大きい訳でも無かった。が、この広い体育館で皆黙っていればそりゃあ響くだろうなという声だった。皆の視線が私に向けられ、「 女…女だ… 」「 女の子…やべ、超可愛い… 」とか訳分からない声が聞こえるのを無視し、出してしまった声は仕方無い。今、この瞬間皆が、否、夜久さんがこっちを見ている。私だけを。このチャンスを逃す訳にはいかないと私の直感がそう言っている。私は皆が並んでる列から1歩前へ足を踏み出し前に出る。
『 ｺﾎﾝｯ 』
ひとつ咳払いをして腰に両手を当て、緊張を少し解く様に深呼吸をすれば大きめに息を吸い込み、大きい声で叫んだ。
『 1年4組！マネージャー志望の黒尾Aです！目標は勿論………全国制覇！！！！』
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omo(プロフ) - 天ヶ瀬さん» またコメントしてくださるなんて嬉しいです🥲💗 細かく書くのが好きでなかなか時間が進まなくてすみませんが気長に緩くお楽しみください😭💗 (3月23日 23時) (
レス) id: 7819485fc9 (このIDを非表示/違反報告)
天ヶ瀬(プロフ) - わ〜〜😭😭続きめちゃくちゃ気になりますいつも更新楽しみにしてます‼️‼️💖💖 (3月23日 23時) (レス) @page45 id: 2303c9977f (このIDを非表示/違反報告)
omo(プロフ) - 天ヶ瀬さん» ありがとうございます🥲こんな早くコメント頂けると思ってなかったのでとっても嬉しいです😂💗きゅんきゅん目指して頑張るのでこれからも宜しくお願いします😆✨ (3月6日 23時) (レス) id: 7819485fc9 (このIDを非表示/違反報告)
天ヶ瀬(プロフ) - もうすでに大好きです😭😭やくさん大好きなので嬉しいです更新ありがとうございます😭💗 (3月6日 21時) (レス) @page3 id: 2303c9977f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：omo | 作成日時：2024年3月6日 1時
