隠し事なんて出来無い ページ37
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無視してしまった事に慌てて謝罪のメールを入れようとすると間髪入れずにもう一度着信。吃驚した所為で電話に出てしまった。
『 ( ぁ〜……出ちゃった… ) 』
「 " …A？おーい " 」
夜久さんの声が端末から聞こえた。出てしまった事への後悔や焦りもあったが、その声を聞いた瞬間自分の脈が速くなってる気がする。端末に耳を当ててもう一度しっかり其の声を聞きたくて返事をした。
『 ……はい、Aです 』
「 " ふっ……なんだそれ " 」
私の電話の出方が面白かったのか少し笑う夜久さんに蕩けそうになる。端末越しの所為なのか少し低く聞こえる夜久さんの声に心臓が煩い。余り騒がないで、しっかり聞こえない。
「 " つーかお前質問に質問で返すなよ " 」
『 …ふ……すみません 』
何故だろう。電話越しで相手の表情なんて読み取れないのに、夜久さんの表情が脳越しに見えてる気がする。眉間に少し皺を寄せて怒ってる様な顔だけど唇を尖らせ、声も優しい所為で全然怒ってる様に感じ無い夜久さんの姿が。其の姿を想像してしまい少し笑みが溢れた。
「 " …で？今どこ？ " 」
『 ぁ-……えっと-………？！きゃっ… 』
メール同様の質問に吃ってしまう。何て答えようか考えてると私の近くの柵の上に急に烏が飛んで来て吃驚して声を上げてしまった。私の驚いた声に心配したのか焦った声色で " 大丈夫か？！" と聞いて来る夜久さんに慌てて大丈夫だと言った。
『 ただの烏なんで！飛んで来てびっくりしただけです！』
「 " …烏？………お前外いんの？" 」
夜久さんの言葉に しまった と思った。昼休みに外に居る人はさっきも言ったが余り居ない。自販機やベンチに行く人は居るからゼロとは言えないが。私が何も言わないで居ると夜久さんに今1人か聞かれて、此処で友達と居るというような嘘は吐きたく無かったのでその通りだと答えた。
「 " 分かった、待ってて " 」
それだけ言い残してﾌﾟﾂと電話は途切れてしまった。多分バレたのだろう。3年生って何故こうも勘の良い人達ばかりなのだろうか。鉄兄は特にそうだけど、夜久さんや海先輩も負けずと勘は鋭いと私は思って居る。だから数分もしたら夜久さんは此処に来るのだろう。寂しいを悟られ無い様に口角を指で態と引き上げて笑顔の練習をしながら夜久さんの事を待つ事にした。
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omo(プロフ) - 天ヶ瀬さん» またコメントしてくださるなんて嬉しいです🥲💗 細かく書くのが好きでなかなか時間が進まなくてすみませんが気長に緩くお楽しみください😭💗 (3月23日 23時) (
レス) id: 7819485fc9 (このIDを非表示/違反報告)
天ヶ瀬(プロフ) - わ〜〜😭😭続きめちゃくちゃ気になりますいつも更新楽しみにしてます‼️‼️💖💖 (3月23日 23時) (レス) @page45 id: 2303c9977f (このIDを非表示/違反報告)
omo(プロフ) - 天ヶ瀬さん» ありがとうございます🥲こんな早くコメント頂けると思ってなかったのでとっても嬉しいです😂💗きゅんきゅん目指して頑張るのでこれからも宜しくお願いします😆✨ (3月6日 23時) (レス) id: 7819485fc9 (このIDを非表示/違反報告)
天ヶ瀬(プロフ) - もうすでに大好きです😭😭やくさん大好きなので嬉しいです更新ありがとうございます😭💗 (3月6日 21時) (レス) @page3 id: 2303c9977f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：omo | 作成日時：2024年3月6日 1時
