自惚れ ページ20
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「 いつの間にAの事名前で呼ぶ様になったんですかぁ〜？」
「 ハッ！そういえば！」
黒尾の言葉にｹﾞｯという顔をしてしまう。山本も狡いだの抜け駆けだの煩い。俺の顔をニヤニヤと見る黒尾に溜息を吐きながら乱雑に頭を搔く。
「 …別に、黒尾だと呼び方被んだろ 」
俺の言葉に " ほぉ〜？" と未だにニヤつく黒尾にｲﾗｯとして蹴りをお見舞いしてやった。少し悶絶する黒尾を無視して歩き続けると前を歩く2人が振り返り「 Aがコンビニ寄るって 」と言い残し先に研磨とAがコンビニに入って行く。俺らも後を追いコンビニの中に入り各々物色する。俺は家が着く迄に少し腹に何か入れて置きたくおにぎりコーナーを目指す。すると少しの雑誌コーナーに突っ立ってるAが居て「 なんか買うのか？」と声を掛けるとﾋﾞｸｯと肩を震わせて此方を向いた。
『 ぁ……夜久さん……んんん迷い中です… 』
何を買おうとしてるのかAが手に持っている雑誌の表紙を見ると料理雑誌だった。
「 何か作んのか？」
本当に偏見だが、そんなものを読まなくてもさらっと料理が出来てしまいそうなAだから意外だなと思った。黒尾の話で鍋で火傷してた事があると言っていたから料理はする雰囲気なんだなと思った。料理というよりお菓子作りとかしてそうな印象だけど。唸りながらブツブツと何かを言っているAに問い掛けるとさらっと出て来た答えに吃驚した。
『 まぁ…野菜炒めってどうしたら美味しいって思って貰えるのかな…と…… 』
今野菜炒めって言ったか。たまたまなのか偶然なのか俺の好物な事に驚いた。俺が目を丸くしてAの言葉を聞いていると俺の方に顔を向け不思議そうに首を傾げた。
『 夜久さん…？そんな驚いた顔してどうしました？』
「 いや……なんで野菜炒め？」
俺が発した言葉が空気になって消えてから数秒間沈黙が続き、俺の言った言葉を理解したのかAの顔がまた真っ赤に沸騰した。
『 あっ……いやっえ…っと…… 』
これはどんな奴でも自分の為だと自惚れてしまうだろう。俺の好物の話をしたのは数時間前だし、記憶が1番新しい。Aの次の言葉をずっと待っていると俺の後ろから他の3人が声を掛けて来る。それに安心したのかﾎｯと肩を撫で下ろすAを逃がすまいと顔だけ振り返って 「 まだ選んでるから先出てて 」と俺が言うと了承して3人がコンビニから出て行く。もう一度Aを見ると頬を赤くしたまま瞳が泳いでいた。
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omo(プロフ) - 天ヶ瀬さん» またコメントしてくださるなんて嬉しいです🥲💗 細かく書くのが好きでなかなか時間が進まなくてすみませんが気長に緩くお楽しみください😭💗 (3月23日 23時) (
レス) id: 7819485fc9 (このIDを非表示/違反報告)
天ヶ瀬(プロフ) - わ〜〜😭😭続きめちゃくちゃ気になりますいつも更新楽しみにしてます‼️‼️💖💖 (3月23日 23時) (レス) @page45 id: 2303c9977f (このIDを非表示/違反報告)
omo(プロフ) - 天ヶ瀬さん» ありがとうございます🥲こんな早くコメント頂けると思ってなかったのでとっても嬉しいです😂💗きゅんきゅん目指して頑張るのでこれからも宜しくお願いします😆✨ (3月6日 23時) (レス) id: 7819485fc9 (このIDを非表示/違反報告)
天ヶ瀬(プロフ) - もうすでに大好きです😭😭やくさん大好きなので嬉しいです更新ありがとうございます😭💗 (3月6日 21時) (レス) @page3 id: 2303c9977f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：omo | 作成日時：2024年3月6日 1時
