名前を呼んで欲しい ページ16
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彼女が振り返って目が合うとほんの少し彼女の肩が震えた気がするが気の所為だろうか。俺が声を掛けた事に不思議そうに首を傾げる。
「 …洗濯する場所分かんねーだろ？案内する 」
有無を言わさず彼女の籠を奪い歩き出す。なかなか歩き出さない彼女の方を振り返って声を掛けると慌てて俺の横に来て本当に微かだけど嬉しそうだと思った。表情に全て出てる訳じゃ無いし、ましてや俺と会話するのは2回目だし、彼女の感情を読み取るとか絶対無理なのに、本当になんとなく口角が上がってる気がした。そんな彼女を横目で盗み見ていると彼女の視線が此方を向いて目が合ってしまい心臓が鳴った気がした。
『 夜久さんどうかしました…？』
俺が見てしまって居たからか不思議そうに問い掛けてくる彼女に内心焦りながらもふと気掛かりだった事を聞く事にした。
「 そういえばさ…俺の名前前から知ってたのか？」
『 えっ？！』
俺の問い掛けに大袈裟に驚く彼女に変な事聞いたかなと思いながら「 いや…桜の木で会った時も呼んでたから… 」と続けると固まったと思えばみるみるうちに頬が赤く染まり、勢い良く座り込んだかと思えば顔を両手で覆い小さい声で呟く。
『 ああぁ………私呼んじゃってました…？』
「 え…お、おう 」
耳迄赤い彼女のせいで此方迄赤くなってしまいそうで焦った。数秒唸りながら蹲る彼女の横に俺も屈んで様子を伺う。顔を上げて此方を見ると俺も屈んでると思わなかったのか同じ目線で目が合いﾋﾞｸｯと肩を震わせた。
『 ぁ……えっと…実は鉄兄から名前を聞いてて、他の人も顔と名前は大体一致してます。研磨くんからも山本先輩とか福永先輩の話を聞いてたので… 』
「 成程ね 」
彼女の話に黒尾とはそりゃそうだし、研磨とも仲良いんだなと思い微かに頬が緩んだ。ということは桜の木で会った時も彼女は俺がバレー部だって事も知ってたのかと頷く。
『 ごめんなさい…勝手に呼んじゃって… 』
申し訳無さそうな彼女に目が点になる。そんな悪い事はしていないし、別に勝手に調べたとかそんな事は思っても居なかったから逆にこっちが責めてしまったみたいで申し訳無くなった。するとまた手が勝手に動いたかと思えば彼女の頭をﾎﾟﾝｯと撫でて居た。
「 全然いつでも呼んでくれていーし、俺もAって呼んで良いか？黒尾だと被るし、マネージャーっていうのも他人行儀だからさ 」
そう言うとｺｸｺｸと頷く彼女に笑みが零れた。
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omo(プロフ) - 天ヶ瀬さん» またコメントしてくださるなんて嬉しいです🥲💗 細かく書くのが好きでなかなか時間が進まなくてすみませんが気長に緩くお楽しみください😭💗 (3月23日 23時) (
レス) id: 7819485fc9 (このIDを非表示/違反報告)
天ヶ瀬(プロフ) - わ〜〜😭😭続きめちゃくちゃ気になりますいつも更新楽しみにしてます‼️‼️💖💖 (3月23日 23時) (レス) @page45 id: 2303c9977f (このIDを非表示/違反報告)
omo(プロフ) - 天ヶ瀬さん» ありがとうございます🥲こんな早くコメント頂けると思ってなかったのでとっても嬉しいです😂💗きゅんきゅん目指して頑張るのでこれからも宜しくお願いします😆✨ (3月6日 23時) (レス) id: 7819485fc9 (このIDを非表示/違反報告)
天ヶ瀬(プロフ) - もうすでに大好きです😭😭やくさん大好きなので嬉しいです更新ありがとうございます😭💗 (3月6日 21時) (レス) @page3 id: 2303c9977f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：omo | 作成日時：2024年3月6日 1時
