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り 「先輩!」
秘密の庭には、満面の笑みで手を振る莉犬がいた。
さ 「早いな」
り 「今日も売店にダッシュしだんで!
体育のいつよりも全力出してます!」
さ 「ふ…どこに全力使ってんだ」
莉犬の手にはいつものホットドッグがあった。
さ 「待たせたな、いただきますしよう」
俺は莉犬の隣に座って、手を合わせた。
り 「……」
莉犬が俺の顔をまじまじと見つめてきた
さ 「なんだ」
り 「……プッ」
莉犬は吹き出して、
下を向き身体を震わせながら笑っている
さ 「おいっ、莉犬なんだよ」
り 「いや、だって先輩、
全然御曹司っぽく無いんだもん」
え…
さ 「俺のこと、知ったんだな」
り 「はい、この前友達が教えてくれました」
莉犬は相変わらず笑ってる
り 「皆から、ポーカーフェイスで無愛想って
言われてるらしいですけど、
……全然そんなことないのになって」
さ 「…いや、俺はそうだよ」
り 「え…」
俺はずっとそうだ
俺の属性を知った人間は、
俺がどんなに冷めきった人間でも
ぞろぞろと後を着いてくる。
嫌になるくらいに。
り 「俺はちg」
さ 「そうだったんだが、」
そうだったのだけれど、
ずっとそう思っていたのだけれど、
最近分かったことがある
さ 「………お前の前だけでは違うみたいだ」
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すみれ - るきあさん…なんて最高な物語を作ったんですか…もうすごすぎて泣いちゃいましたよぉ(泣) (2022年12月3日 16時) (レス) @page44 id: 69b8b4c83b (このIDを非表示/違反報告)
快斗 - 神様がいる!!! (2021年8月5日 14時) (レス) id: 887095f102 (このIDを非表示/違反報告)
快斗 - 神様がいる!!! (2021年8月5日 14時) (レス) id: 887095f102 (このIDを非表示/違反報告)
るきあ(プロフ) - 朱音さん» 茜さん!というか朱音さん!コメントありがとうございます(´∀`) ほんとにそんなお褒めいただけて、嬉しすぎます(/ω\)/// 頑張れます!//// (2021年6月12日 22時) (レス) id: e863d72ae7 (このIDを非表示/違反報告)
朱音 - この小説の為に、『神』という言葉は生まれたのか…なるほど… (2021年5月4日 22時) (レス) id: 8c7310438b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:るきあ | 作成日時:2021年1月27日 13時