消えていく言葉を風にのせて -2nd-

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「りょーすけ！お散歩しよ〜！」



「…だい、ちゃん…？…いいの…？」



「いいよ、いいよ！！いのちゃんからの許可ももらいましたっ！」








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毎日毎日、同じ道を散歩する。




それでも、今あなたが見ている景色は初めてのことばかり。




少しだけもどかしく感じちゃうのはしょうがないこと、





あなたが嬉しそうに、目を輝かせてはしゃいでいるのを見ると

どこか昔を思い出してしまう。



今日も、込み上げてくる何かを抑えあなたに合わせて


俺も知らないふりをしてみる。




やりとりが全て初めてであるかのように…。









「あの紫のお花どこにあるんだろうね〜？」

「隠れてるんじゃない？笑 涼介にみつからないように笑」


「えーー違うから！“だいちゃんに”でしょ？？笑笑」




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「…こんな日々が続けばいいのにな…。」






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