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四十三 ページ44

Aside


私が遺瓏埠に来て早2日


初日から嘉明とは色々あったけどあの後は特に何事もなく…


もちろんずっと一緒に居たわけではない


嘉明も鏢師としての仕事があるので私はその間一人で遺瓏埠を見て回ったり


いわゆる観光というものを生まれて初めてした


璃月港も仕事で行ったけど…今度は観光で行ってみたいかも?


なんて少しは歩くことの良さに目覚めたみたいだ


そして、今日は待ちに待った嘉明の舞台の日


そろそろ陽も暮れようとしている中


遺瓏埠にある舞台上では嘉明が率いている威水獣舞隊が着々と準備を始めていた


舞台の前にある観客席にもすでに人がちらほらと座っている


私はその端っこで舞台や人々を眺めていた


『あ………そうだ』


ふと、自分の服を探って取り出した月季紅


せっかくだから今日はこれを付けようっと……


嘉明も気づいてくれたら嬉しいな


陽の光に照らされたような、ぽかぽかした温かい気持ちで


私は紅を唇にのせた


さて…、いよいよ会場も賑わってくる頃合いだ


ある卓上では舞台を前にすでに食事を囲んで楽しんでるものも居れば


茶を啜りつつ今夜の舞台を値踏みに来たような風袋の老人


今から何が始まるのか待ち侘びる子供たちなど


様々な人たちが集まり始めた


パイモン「あっ、Aだ!おーーい!」


そんな賑やかな中から一際目立つ集団がこちらへとやってくる


パイモンと蛍……それと………二人の友人だろうか?


蛍「私のフォンテーヌの友人、フリーナ」


パイモン「こいつは嘉明の幼馴染のAだぞ、フリーナ!」


フリーナと呼ばれた可憐で不思議な空気を纏う少女は軽くお辞儀をした


私も彼女の優雅な動きに応えてぎこちなくぺこっと頭を下げた


フリーナ「初めまして!僕はフリーナ。

えっと…璃月にはあまり慣れていないのだけど獣舞劇というものに興味があってね、この二人に連れてきてもらったのさ」


『あ、うん……っ、Aです。よろしく』


挨拶を済ませると見るからにワクワクしているフリーナは僕の先はどこだい?と目を輝かせている


そんなフリーナはその後蛍に席を案内してもらっていた


私も三人の近くに座って…嘉明の出番を待つことにした


子供「じゅーぶげき……ってなに?」


女性「今日はどんなものが見られるのかしら」


周りの賑やかさに思っていたよりも人が集まっていたことに私は気づいた

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おりんぽす(プロフ) - るみさん» 率直なご感想ありがとうございます!とても嬉しいです☺️更新のモチベにつながります˚✧₊⁎ (2月26日 20時) (レス) id: f4e7ffa9c5 (このIDを非表示/違反報告)
るみ(プロフ) - 好きです(コメント失礼します)大事なことなのでもう一度言います(?)好きです!!! (2月26日 1時) (レス) @page38 id: 270f4769cf (このIDを非表示/違反報告)
おりんぽす(プロフ) - 星空ブリキさん» 以前も万葉くんの小説にコメントくださいましたよね…?!変わらず応援してくださって本当に嬉しいし励みになりますありがとうございます😭!嘉明くん推しなんですね!彼の魅力を引き出せるよう頑張ります! (2月15日 10時) (レス) id: f4e7ffa9c5 (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ(プロフ) - おりんぽすさんの作品をいつも楽しく拝見してます! まさか推しの小説を書いている……………!!? めっちゃ嬉しいです! (2月14日 16時) (レス) id: 2cdbc326e2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おりんぽす | 作成日時:2024年2月12日 21時

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