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四十一 ページ42

Aside


ーーーーーどのくらいの時間が経っただろう


私は飽きることなくただひたすらに嘉明の練習風景を眺めていた


久しぶりに会えたから…かな?


嘉明がすごくキラキラして見えた


嘉明「………ふぅ、これくらいにしておくか今日は」


獣頭を置いて額の汗を腕で拭う嘉明


まだ私に気付いてないみたい


…ここは驚かせてみたい、なんていたづら心が疼く


一息ついている嘉明に向かって私は影から出ていき持っていた手拭いを嘉明の顔面に投げた


『お疲れ様嘉明!』


嘉明「……っわ?!……え、っA?

な、なんで遺瓏埠に……?!?!いや、いつからいたんだ?!」


どうやらサプライズは大成功の様子


嘉明は受け取った手拭いを顔からどけて目をパチパチとさせながら私のことを見ている


『いつからだっけ……?嘉明、毎日こんなに練習してるの?』


嘉明「結構前から見てたってことか?それは」


正解!と得意げにVサイン


するとようやく落ち着いたのか嘉明はははっと笑って手拭いで汗を拭き始めた


嘉明「めちゃくちゃ気合入っちゃったんだ、いつもより。

……と、そうだ。オレもちょうどAに会いに行こうと思ってたんだ!」


『え…、私に?なんで?』


そうだったのか…、じゃあやっぱり会いに来て良かった


嘉明「今度遺瓏埠の舞台で獣舞劇を披露するんだ。

良かったらそれをAに見て欲しくて…誘いに行こうと思ってた!」


嘉明の舞台…、それはもちろん…


『見たい!絶対見る』


嘉明「やった!本当だな? 二日後に予定してるんだ。それまで遺瓏埠にいるか?」


二日……それくらいなら大丈夫だよね?


まさかそんな早くあっちで話が進むとは思えないし…


私はコクリと頷いた


嘉明の獣舞劇をちゃんとした舞台で見ることが出来る


嬉しくてしょうがなかった


小さい頃に見た太陽のような輝きを纏う舞


あの舞を、もう一度見れるんだって


私の胸は高揚していた

四十二→←四十



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設定タグ:嘉明 , 原神 , 璃月
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おりんぽす(プロフ) - るみさん» 率直なご感想ありがとうございます!とても嬉しいです☺️更新のモチベにつながります˚✧₊⁎ (2月26日 20時) (レス) id: f4e7ffa9c5 (このIDを非表示/違反報告)
るみ(プロフ) - 好きです(コメント失礼します)大事なことなのでもう一度言います(?)好きです!!! (2月26日 1時) (レス) @page38 id: 270f4769cf (このIDを非表示/違反報告)
おりんぽす(プロフ) - 星空ブリキさん» 以前も万葉くんの小説にコメントくださいましたよね…?!変わらず応援してくださって本当に嬉しいし励みになりますありがとうございます😭!嘉明くん推しなんですね!彼の魅力を引き出せるよう頑張ります! (2月15日 10時) (レス) id: f4e7ffa9c5 (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ(プロフ) - おりんぽすさんの作品をいつも楽しく拝見してます! まさか推しの小説を書いている……………!!? めっちゃ嬉しいです! (2月14日 16時) (レス) id: 2cdbc326e2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おりんぽす | 作成日時:2024年2月12日 21時

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