13,ファンクラブ ページ14
貴方side
教室に入ると有一郎が私の元へ秒で来て、肩をぐわんぐわんと勢いよく揺さぶられた。
有「Aー!なんで言ってくれなかったんだよ!!!!」
貴「ごめん、ごめん。アレが嫌すぎて言うの忘れてたわ」
有「まったく……。」
有一郎は呆れた顔で私を見てきた。
だってぇぇぇ、本当にお見合いが嫌すぎたんだよぉぉぉぉ!!!!あの時はだけど!!!
クラスメート「時透ー豊川ーそろそろ先生来ちゃうぞー?」
貴「分かったー!」
そして私達は席につき先生が来るのを待った。
〜休み時間〜
次の授業の数学の準備をしていると、廊下の方からキャーキャー!と黄色い声援が聞こえてきた。
なんだろうと思ってそちらの方へ顔を向けてみると、クラスメートの高橋さんと目があった。
高橋さんは私の方へ手招きをしてきた。
貴「高橋さん、この集まりはなに?」
高橋「ほら、あそこ見てみて!」
高橋さんが指差した方には、有一郎と無一郎が何やら会話をしていた。
貴「あー、あの二人がどうかしたの?」
高橋「えっとね、今此処にいる人達は時透ツインズのファンクラブに入ってる人達なの。それで、あの二人人気だからよく話しかけられてるんだけど………」
そこまで言うと高橋さんは、顔を俯かせた。
貴「えっと……どうしたの?」
高橋「あっ、ごめんね。実はね私…の友達が有一郎君の事が好きなの。それで、仲が良い豊川さんに嫉妬しちゃってて………。
あの子昔から愛が重い子だから、気をつけてって言おうと思って…………。」
成る程!!確か、高橋さんの友達って佐々木さんだったかな?気を付けなきゃね!
貴「分かった!わざわざ、教えてくれてありがとうね!」ニコッ
高橋「!///う、うん。(流石美人……笑顔が可愛い)」
高橋さんと話していると、無一郎の方が私の方に気づいてしまった。
あ、やべ。私、時透ファンに殺される………!!!!
逃げようとすると、無一郎に腕を掴まれてしまった。
無「A。さっきぶりだね。」
貴「ソ,ソウデスネ」
殺させれるのを覚悟でぎゅっと目を閉じたけれど、また黄色い声援が聞こえてきた。……………え?
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ハピカ - 愛夏さん» ありがとうございます♪ (2020年8月8日 18時) (レス) id: df379dee82 (このIDを非表示/違反報告)
愛夏 - とても面白いです!これからも頑張って! (2020年7月27日 14時) (レス) id: 066f3ee0db (このIDを非表示/違反報告)
ハピカ - ☆カペラ★さん» ありがとうカペラちゃん!!! (2020年6月14日 11時) (レス) id: df379dee82 (このIDを非表示/違反報告)
ハピカ - こゆりんごさん» あら、同じ名字だったんですね?!か、神なんかじゃないですよぉ〜またまたぁ〜 (2020年6月14日 11時) (レス) id: df379dee82 (このIDを非表示/違反報告)
ハピカ - フルーツミルクさん» ありがとうございます♪次の作品も面白くします! (2020年6月14日 11時) (レス) id: df379dee82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハピカ | 作成日時:2020年5月18日 17時