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光徳帝「今日はよく集まってくれた。家族の宴なのだから、気にせず存分に楽しんでくれ。」
陽熙『二兄上。どのご令嬢も聡明そうで、私には分かりかねます。そういう兄上はいらっしゃるので？気に入ったご令嬢が』
陽英「まあ、数名ではあるが家柄も血筋も申し分ないご令嬢だ。我らどの皇族が妃に迎えようと、正妃となるのは間違いないだろう。」
陽熙『そうですね。私も早く良い縁談を賜ろうかと思います。では。』
沢剣「安王は率直な方ですね。」
陽熙『ああ。物心ついた時からあのような性格をされている兄上だ。突然大人しくなられたら、兄上に何か異常でもあるのかと困惑してしまうからな。ただ、兄上のような方に嫁ぐと苦労はしないだろう。』
沢剣「それはどういった意味で？」
陽熙『私の場合、陛下や母上、皇太后様の許可を賜った上で皇太子妃の座に就くことができる。しかし、それと同時に側室を娶ると、皇太子妃に万が一の場合があったときやその座に就くに相応しくないと思えば、側室を次の皇太子妃にすることができる。なので皇太子妃がずっと安定している座であるという訳ではない。あるいは私が皇太子を廃されない限りな。だが安王や暦王たちのように正妃として迎えられれば、同じように側室を娶ろうともほとんどの場合安泰にその座に就くことができる。そういった点では、安王たちに嫁ぐほうがより苦労することは減るということだ。』
沢剣「なるほど。皇太子様はどのようなお方を好まれるのですか？」
陽熙『私は…、私が心から好きになった相手に皇太子妃になってもらいたい。もちろん家柄や血筋も大事ではあるが、一番理想なのはそのような相手だろう。』
沢剣「ぜひ、そのようなお方が見つかるといいですね。」
陽熙『ああ。少し酔を覚ましたいので、御花園にでも行こう。』
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tia(プロフ) - 黄色ジャス民さん» コメントありがとうございます！そうですよね…。意地悪な側室って、見ていて嫌な気持ちになりますよね…。 (11月29日 23時) (
レス) id: 4070d795a3 (このIDを非表示/違反報告)
黄色ジャス民(プロフ) - 早く続きが読みたいです。意地悪な側室はいりません。正室のみを希望します。 (11月25日 18時) (レス) @page15 id: 8ff4fc4814 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tia | 作成日時：2022年3月11日 18時
