第2話; 家族の宴 ページ7
A side
遂にこの日がやって来てしまった。
恵児「お嬢様、ご気分が優れませんか？とても浮かない表情をされていますよ・・・。せっかく皇后様にお会いできるのに。」
A『恵児、この宴の意味を知っていて？』
恵児「宴、ですか？それはもちろん、皇族に嫁がれたお妃方のご家族が集まり、皇族の姻戚として久しぶりの家族団欒を楽しむ場です！！」
A『・・・。碧雲はどのように考えていて？』
A『そう。考え過ぎなければ、恵児が言った通りにただの家族団欒の宴。でも物事を違う視点から考えてみれば、これは縁談を含めた宴になるということよ。誰にも見初められることなく終わることを願うしかないわね。』
*恵児と共にAに仕える侍女。頭脳明晰で、冷静に物事を考えられる。
ー皇城・恭安宮 正殿
皇后「通して。」
孫家一同「「「皇后様に拝謁いたします。」」」
皇后「お立ちに。礼は不要です。」
皇后「父上、母上。お元気でしたか？嫁いでから何年もお会いできず、寂しい日々を送っておりました。」
堅義「こんなに立派に美しくなって。噂では、よく皇后としての責務を全うしていると聞いている。よく頑張っておるな。」
劉氏「あなたが嫁いでから、少し家も寂しくなったのよ。こうしてお会いできるだけでも嬉しい限りだわ。」
皇后「A、恒永、恒熔。元気にしていたかしら。特にA。あなたのことは常に頭の中にあったのよ？」
A『姉上、お会いできて嬉しいです。私も姉上が嫁がれてから寂しい日々でした。お元気そうで何よりです。』
皇后「元気であれば何よりだわ。偏殿と
▽
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tia(プロフ) - 黄色ジャス民さん» コメントありがとうございます！そうですよね…。意地悪な側室って、見ていて嫌な気持ちになりますよね…。 (11月29日 23時) (
レス) id: 4070d795a3 (このIDを非表示/違反報告)
黄色ジャス民(プロフ) - 早く続きが読みたいです。意地悪な側室はいりません。正室のみを希望します。 (11月25日 18時) (レス) @page15 id: 8ff4fc4814 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tia | 作成日時：2022年3月11日 18時
