▽貴女side ページ11
─御花園
A『この御花園は、昼のときとは違う表情を見せるのね。まるで同じ場所にいるとは思えないわ。』
恵児「そうですね。何だか空気も澄んでいるように思います!」
A『そうね。恵児の言うとおりだわ。花の香りも一段と感じることができるものね。』
恵児「ですが、お嬢様。本当によろしいのでしょうか?皇后様にお許しを頂いたとはいえ、勝手に御花園に来てしまって。」
A『少し酔い覚ましに来たのだし、良いと思うわ。きっと皇后様も私がここに行くことを分かっていらっしゃるはずよ。』
?「もしかして、孫府のご令嬢ですか?」
酔い覚ましに宴の席を抜け出し、御花園に恵児と碧雲と来たけど、誰かの声がした。
碧雲「どなたですか。姿をお見せに。」
陽熙「これは、これは申し訳ない。私は公子だ。」
A『公子…。公子であるなら、どこの家の者なので?』
沢剣「失礼を承知で申し上げます。この方は、皇族に縁がある家系のご子息です。」
A『お名前は?何と言うので?』
陽熙「名前は…、
碧雲「この方は文官・孫堅義様の嫡出のご令嬢、孫A様です。」
陽熙「孫府のお嬢様であられましたか。これは失礼。」
A『公子様はなぜこの御花園へ?』
陽熙「宴の席で少々飲みすぎたので酔い覚ましに。お嬢様はなぜここへ?」
A『私もです。それと、あまり宴の席が得意ではないので。』
陽熙「それでは、一緒に少し御花園を歩きませんか?」
A『ええ。恵児、碧雲。』
瑯若と言う名の公子と御花園で出会い、侍女を少し離れさせ一緒に御花園内を散策することに。
これが、まさか今後の自分の運命を決めることになるとは夢にも思わなかった。
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tia(プロフ) - 黄色ジャス民さん» コメントありがとうございます!そうですよね…。意地悪な側室って、見ていて嫌な気持ちになりますよね…。 (11月29日 23時) (レス) id: 4070d795a3 (このIDを非表示/違反報告)
黄色ジャス民(プロフ) - 早く続きが読みたいです。意地悪な側室はいりません。正室のみを希望します。 (11月25日 18時) (レス) @page15 id: 8ff4fc4814 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:tia | 作成日時:2022年3月11日 18時