絶対に堕ちない！！【urt】

４３　怒ってる？ ページ49

A視点

手を引いて倒れ込んだすぐ後、テント全体が大きく倒れた。間一髪だったなぁ。

96「A！先輩！」

「大丈夫か！？」

近くで作業していた先輩やくろちゃんが、倒れたテントを退かしてくれた。

『あー、びっくりした。先輩、お怪我ありませんか？』

庇った先輩を見ると。

「だい、じょうぶ。ごめんね、あり、がとう。」

すごい涙目でこっちを見てた。
いや、逆に罪悪感わくんですけど！？

『いや、私が勝手にしただけなので！怖かったですよね、もう大丈夫ですよ！』

本格的に泣き出してしまったよ。
怖かったよね、そうだよね。

「いや、違っ。」

『え、どっか怪我しました！？』

96「Aが怪我してんねん！心配させんなやー！
このー！」

『え？っ、いったぁ！』

くろちゃんに言われて気づいたけど、足元が血まみれになってた。

どうやって動こうか考えていたところ。

ur「Aっ！」

うらたが、走ってきた。
え、この人道具運んでたよね。なんでいるの？

『うらた？なんで？』

ur「俺のことはいーだろ！お前なんでそんな怪我してんだよ！」

96「うらたん！後で説明するから、A保健室連れてって！」

うらたが怒ってる？なんでだろう。

『いいよ、くろちゃん。私動ける。』

「「いや動くな。」」

『えー？』

動けるのに、二人に止められてしまった。解せぬ

ur「はぁ、じゃあ連れてくから。」

96「うん、頼んだ。」

『え？ちょ、うらた何してっ！』

ur「いいから、黙って抱かれてろ。」

文面だけ見たらいろいろ語弊あるね！？(メタい)

結局、私はうらたにお姫様抱っこされて、保健室に連れて行かれた。

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