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38 もう一度 ページ44

A視点

学校を終えて、私は家の近くの公園に来ていた。
うらたはまだ来てなかったため、適当にベンチに腰掛けて待つことにした。

『それにしても、急にどうしたんだろ。』

今までは、手紙で呼び出されるなんて無かったから、尚更どうしたのか気になる。

しばらく経って、

ur「悪い、待たせた。」

うらたが来た。

『大丈夫。あと、夏休みは助けてくれてありがとう。』

彼を見つめて、私はずっと伝えたかった言葉を伝えた。
あの日から、うらたには会えて無かったから。

ur「っ。」

私の言葉を聞いて、うらたは何を思ったのか、ずんずん近づいてきた。

『え、ちょ。』

少し畏怖を覚えて後ずさると、空いた距離を埋めるように、うらたが抱きしめてきた。

『は、え?』

混乱する私を余所に、一言。

ur「ほんっとに、無事でよかった…。」

そう呟いて、離れた。


ur「今日、呼んだ理由なんだけど。」

気持ちが落ち着いた頃。
二人でベンチに腰掛け、うらたが話を切り出した。

ur「昔話を、しよう。」

『昔話?』

ur「Aは、異常にαを嫌ってるだろ?なんで、そうなったのか。何があったのか、話してほしい。」


真っ直ぐにこちらを見つめ、彼が言ったのは私の話。

今まで、私が「α」と聞くだけで嫌ってきた理由。


『聞くに耐えない話だよ。私の私怨で、嫌ってるだけだから。』

人に、うらたに、聞かせられる話じゃ無い。


ur「それでも、俺はお前の話が聞きたい。」

遠回しに断っても、「聞きたい」と言ううらたに折れて。私は、過去の話をすることにした。



______
最近スランプ気味になりまして…。
今まで以上に拙い文章になるかと思います。
それでも、必ず完結させますので、お付き合いいただけたら嬉しいです。

39 過去→←37 手紙。



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設定タグ:歌い手 , うらたぬき , オメガバース   
作品ジャンル:恋愛
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千海(プロフ) - ぼくさん» ありがとうございます!楽しんでいただけてるのなら、嬉しい限りです。更新頑張ります! (2022年1月31日 21時) (レス) id: b4c51071c3 (このIDを非表示/違反報告)
ぼく(プロフ) - すごく面白い作品やなって思っていつも読ませていただいてます更新頑張ってください応援してます (2022年1月31日 20時) (レス) id: ed160c56c8 (このIDを非表示/違反報告)
志津(プロフ) - ありがとうございます!分かりました。 (2022年1月24日 7時) (レス) id: 5982f92ed4 (このIDを非表示/違反報告)
千海(プロフ) - 志津さん» 編集画面の、お話を書くスペースの上に地球儀とかのいろんなマークがあるところの、左から4番目のマーク(スパナみたいなの)を押して、トークという項目のところに入力すると使えます!分かりづらかったら、お手数おかけしますがボードとかにまた書き込みお願いします! (2022年1月23日 20時) (レス) id: b4c51071c3 (このIDを非表示/違反報告)
志津(プロフ) - LINE風のテキストってどうやって使うのですか? (2022年1月23日 19時) (レス) @page42 id: 5982f92ed4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:千月 | 作成日時:2021年12月5日 22時

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