善逸と炭治郎 ページ20
さっきまで騒いでいた善逸?と言う人も、今では真剣にコッチを向いている。
『何?』
炭治郎・善逸「「あの、怒ってますか?」」
『え...?』
怒ってる?私が?何で?
炭治郎「最初に会った時、貴女の匂いが全くしなかったんです...」
匂い?
善逸「俺も、何にも音が聞こえなくて...さっき病室に入ってくる時、炭治郎だけかと思ったら貴女も居てて、それで驚いたんです。」
音?
この人たちは、他人が音や匂いで分かるって事?
炭治郎「俺たちは音や匂いで、他の人の気持ちが分かるんです。さっきの裁判の時、初めて貴女の匂いがしたんです。怒っている匂いが...」
『...』
善逸「なんか、変な事言ってすみません...紹介遅れました、我妻 善逸です。」
炭治郎「竈門 炭治郎です...」
炭治郎と善逸は、私に申し訳なさそうな感じだった。
『鳴柱の西條 A。普通にAで良いよ、年も近いし。』
炭治郎「じゃあ、俺のことも炭治郎って呼んでくれ!」
善逸「じゃあ俺も俺も!善逸って呼んで!!」
『う、うん。』
私に気を使ってくれたのかは知らないが、急に明るくなった。
『そう言えば炭治郎。何で真衣に触らないでって言ったの?』
そう、竈門は真衣に言ったはずだ。
炭治郎「だって、あの人からは“嘘や嫉妬”の匂いがしたんだ...」
『そう...でも早めに気がつけて良かったじゃん。』
炭治郎「まぁ、そうだな。」
善逸「ねぇA。そう言えばさっき、苗字が“西條”って言ったっけ?」
『うん。西條だよ?』
善逸「やっぱりそう!?だと思ったよぉ!!」
炭治郎「善逸、Aがどうしたんだ?」
『さぁ、自分もさっぱり分かんないよ。』
善逸「Aは、俺のじいちゃんの一番弟子なんだよ!!」
じ、じいちゃん?
いや待てよ...落ち着け、そんなことは無いと思う。
でも師範ってことは『まさか、桑島師範!?』
善逸「うん、そうだよ!そうだよ!」
驚いた。まさか善逸も、桑島師範に雷の呼吸を教えてもらっていたとは...
そっか_
こんなに煩い善逸を剣士に育てたんだから、師範もまだ元気にやってるか_
炭治郎「なぁA。どうしてAは、他の柱の人たちから避けられているんだ?」
一番聞かれたく無い質問が来た。
聞かれたくないけど、でも、誰かに同情して欲しい気持ちがあった。
この二人だったら、良いよね?
『まぁいっか...じゃあ、話すよ。数ヶ月前_____
って訳_』
炭治郎・善逸「「は?」」
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ラムネ - ヨッシー2号さん» 頑張って今日は後編まで出しますw (2020年3月2日 14時) (レス) id: 1a10dbe1cb (このIDを非表示/違反報告)
ヨッシー2号 - 続きッ!続きをッ!くださいッ! (2020年3月2日 13時) (レス) id: 068bdbacd4 (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ - らい太郎さん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2020年2月29日 13時) (レス) id: 1a10dbe1cb (このIDを非表示/違反報告)
らい太郎(プロフ) - 真衣ちゃァァん!私真衣ちゃんみたいなキャラ?悪女からいい子に、見たいなキャラが好きで、ほんと!ありがとうございます!←最新頑張ってください! (2020年2月28日 23時) (レス) id: 61d99012e6 (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ - マドレーヌさん» すみません、悪女の苗字を変更しました! (2020年2月27日 22時) (レス) id: 1a10dbe1cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラムネ | 作成日時:2020年1月5日 23時