師範 ページ14
私が鬼に喰われる前。
助けてくれたのは、桑島慈吾朗 師範だった。
目を覚ますと見知らぬ天井が見えて、すぐさま飛び起きた。
師範「おぉ、目が覚めたか？」
『うん...』
師範「お前さんはどこから来たんだ？家に帰らないと父ちゃんや母ちゃんが心配するぞ？」
『心配されない...捨てられたから。必要ないの。』
私は自分の事を全て話した。
まだ幼かった自分は、家の場所が分からなくて帰ることも出来なく、鬼狩りになると言う条件で師範の家で暮らす事にした。
師範は足が片方なかったけど、あの時私を救ってくれた。
幸い、鬼がまだ血鬼術を使えなかったので師範に怪我はなかった。
幼い自分を手加減せずに修行や鍛錬などして、私を鍛えてくれた。
辛くて悔しくて、嫌になっても師範は私を
“決して見放したり、手放さなかった”
気が付けば“師範のため、鬼狩りにになって柱”に昇格し、喜ばせてあげたい。”と思うよなになってた。
師範「目の色？ワシはお前の目の色が綺麗だと思う。お前の目の色を悪く言う奴は、ワシが懲らしめてやる！」
『師範...ッ』
師範「泣くなA！お前らしくないぞ！？」
『だって...！今まで“化け物”だって...言われてたんだもん...ッ』
師範は何も言わずに私の背中を刺さってくれた。
師範「良いかA？この世の中には辛いことが沢山ある。その時は泣いても良い、逃げても良い...だが諦めるな。」
『はい』
大粒の涙を袖で拭って、心に留めたその言葉。
私は忘れかけていたんだ。
今まで、アイツが来てから忘れてたんだ...
『コッチが化け物ならお前らは鬼だ！』
どうなっても良い。今より罵れられたって良いんだ。
コイツらに負けずに、諦めずに生きろ！！
柱「ッ！？」
私が叫んだ事に驚きを隠せない柱。
けど、何か様子が変だ。
目を見開いたままで、誰も喋らない。
『おい、なんで黙ってんだよ。』
時透「ねぇ、目が...金色に...なってる。」
は？
その時、下弦ノ弐が言った言葉が頭によぎった。
“下弦ノ弐「お前の体内に打ち込んだ毒は＿＿」”
なんの毒かは気になったけど、まさか目の色が変化する物だとは知らなかった。
けど本当にそれだけなの？
真衣「ば、化け物...」
『ん？あーそだよ。見ての通り化け物。』
冨岡「A。それはお前が時透を庇った時に、鬼に打ち込まれた毒のせいじゃないのか？」
『うん、でも化け物に変わりないじゃん。』
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ラムネ - ヨッシー2号さん» 頑張って今日は後編まで出しますw (2020年3月2日 14時) (
レス) id: 1a10dbe1cb (このIDを非表示/違反報告)
ヨッシー2号 - 続きッ！続きをッ！くださいッ！ (2020年3月2日 13時) (レス) id: 068bdbacd4 (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ - らい太郎さん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2020年2月29日 13時) (レス) id: 1a10dbe1cb (このIDを非表示/違反報告)
らい太郎(プロフ) - 真衣ちゃァァん！私真衣ちゃんみたいなキャラ？悪女からいい子に、見たいなキャラが好きで、ほんと！ありがとうございます！←最新頑張ってください！ (2020年2月28日 23時) (レス) id: 61d99012e6 (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ - マドレーヌさん» すみません、悪女の苗字を変更しました！ (2020年2月27日 22時) (レス) id: 1a10dbe1cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラムネ | 作成日時：2020年1月5日 23時
