【ワールドトリガー】常人系女子の友愛事情 (ページ2)

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新年会事情② ページ2

料理が出て来て、堪能していると、成人組はチビチビと酒を飲み始めた。

「…冬島さん大丈夫かな」

当真「大丈夫だろ」

と、目の前に座る当真が言う。席は年齢別に分かれていて、右隣にカゲ、左隣に荒船が座っている。18歳組は大半がB級なのだが、参加率が高い。

出し物のこともあって少し心配になる私と余裕そうな当真。

「えぇ、只今からA級部隊の出し物です」と、東さんの言葉で、片桐隊から出し物が始まって、次は私達、冬島隊の番になって、着替えるために席を外す。

後ろで、「ちゃんとしろよー！」「動画撮ってるからなー！」とか馬鹿どもが騒ぐ。

風間隊の出し物「マジック」が終わり、少ししてからちょっとした舞台に上がり、三人並んで礼をする。悲鳴に近い声が飛び交う。

何故なら、冬島さんはミニスカートで当真は普通な丈のスカート、私はショートパンツ。冬島さんと当真はトリオン体だ。並びは冬島さんが真ん中で、右に当真左に私だ。

そんな中、東さんから冬島さんにマイクが渡り、初めに一言。

冬島「えーと、一生懸命練習したので、温かい目でご覧下さい。冬島隊は「ダンス」です」

そう言ってマイクを返すと、音楽が流れる。大体4分ほどの曲でほとんどの人が聞いたことのあるはずだ。冬島さんは、振りを忘れたのか、チラチラ私の方を見て来る。

真顔で踊っていたけど、冬島さんのちょっと変な動きに笑いが溢れる。当真は動きが固くて頑張っているは伝わって来る。

そうして、出し物が終わりそのまま席に戻った。