第六十二話 ページ24
片腕のない綱をフォローしながら、私はトリオン兵達を削って行く。途中、一体だけ、新型のトリオン兵と出くわして、戦ったが、骨が折れる。
「コイツら、無駄に硬いなぁ」
村上「そう言いながらも既に仕留めてるけどな」
「そう、だけど…厄介な相手ね」
その、トリオン兵(ラービット)の腹部を孤月を突き刺して、行動を停止させている今、あらかた終わってしまったので、割と暇だ。
本当はそんなことないんだろうけど。
村上「犬飼とは、仲直りしたのか？」
「何でみんなその話題振ってくんの？……別に、喧嘩してるわけじゃないし」
村上「そうなのか？」
「うん」
綱の良いところは深追いして来ないとこだ。だから、自然と相談したりする。同級生達の中でも話しやすい良き友人。
「…わかってるんだよ、私だって馬鹿じゃない」
独り言のつもりで呟いたその一言は、しっかりと綱の耳に届いていたようで、
村上「…そうか。すまない、先に離脱させてもらう」
そう言って、ベイルアウトして行った綱。トリオン切れなんだろう。ふーと、一息をつけたのは束の間で、一気にトリオン兵が現れる。一体、また一体と、丁寧にそれらを停止させたい最中、ピッピッと通話が入った。
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誕生日肉 - 犬飼先輩との関係が気になるんですが… (2021年5月29日 17時) (
レス) id: 43784786f9 (このIDを非表示/違反報告)
あお果実(プロフ) - 前作から読ませていただいてます！とても面白いです！更新待ってます(*´∀｀) (2019年3月6日 17時) (レス) id: 11c4dc89d1 (このIDを非表示/違反報告)
柚さん - 続き待ってます！無理せずがんばってください！！ (2018年11月27日 23時) (レス) id: d92082f045 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三毛猫
作成日時：2017年12月30日 12時
