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・・・・

結構、私はどこでもないとこにいる。

そこにいるとき、私はフワフワしていて
不安になるけど安心できる。そんな不思議な感覚。

「ゆーちゃん?」

「あぁ・・ごめん。ママ、どうしたの?」

私はそうやって言葉を返す。

「いや、今日学校どうする?ママは仕事行くけど。」

学校。

その言葉で、体が軽く震えた。

「・・・・いかない。」

そう答える、ママは声色を一つも変えなかった。

「わかった。じゃあ、瑠璃ちゃんに連絡しときな。」

と、ママは自分のスマホを私に渡した。

このラインで私は瑠璃ちゃんと連絡を取っている。

どうでもいい話題で盛り上がることも多い。

あとは、学校休みの連絡を入れたりする。

「ごめん。今日も学校いけない。」

そうやって入力すると、朝の忙しい時間なのに秒で既読がつく。

了解です!と言っている黒猫のスタンプ。

そのあとにゆっくり休んでね。と言っている同じスタンプが送られてくる。

「ふふっ、かわいい。」

私はそう思ってしまう。

瑠璃ちゃんからのラインは、あったかい。

瑠璃ちゃんの言葉が全部私に直で溶け込んでくるみたいで…

瑠璃ちゃんには迷惑をかけてしまってると思ってるし学校にも行けたら行きたいけど体が言うことを聞かなくて・・

難しい。

死にたいとか、生きていたいとか、そんな単純な話じゃなくて、

「学校行って当たり前」「生きてて当たり前」のこの世界を不覚にも変えたくてだから私は不登校なんだってそう思っている。

なんだか、クラスで過ごしにくくなってからカウンセリングも受けている。

病院にも通って薬を出してもらってたりもする。

それで、生きづらさが減った気がする。

瑠璃ちゃんは秘密主義だ。

私の相談にはいくらでも乗ってくれた。

不登校になった理由も無理に聞かないでいてくれているし、学校来てよ!と強くは言ってこない。

でも、瑠璃ちゃんからの相談は少なくて0に等しい。

そんな中、瑠璃ちゃんが唯一相談してくれたのは、自分が「女性恐怖症」であり「保健室に行くのが怖い、大人に会うのが怖い」

その言葉だけだった。

私は学校へ行けても保健室だったり、途中で体調が悪くなって保健室へ行くことも多かったから…

負担をかけてるのかな

私がそういうと必ず瑠璃ちゃんは言う。

「そんなことないから。私の心配はしなくていいよ。」

そのたびに私は思う。

「友達なんだから心配ぐらいさせてよ」って心の中でつぶやく。

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作者名:こんわた | 作成日時:2023年8月24日 18時

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