左馬刻の弟

第7話 ページ9

〜翌日〜

今日は写真集の撮影が朝早くからある。今日は休日だから、みゆきや凜華さんを起こさないように静かに家を出た。

悠『おはようございます』
スタッフ「おはようございます」

スタッフさん達に挨拶をしてから、メイクをしてもらう。

メイク「今日は、和がテーマの写真を撮られるんですよね？」
悠『はい』
メイク「アイシャドウの色なんですけど、赤か、青か、紫どれがいいですか？」

赤も碧も、あいつの色だ。あいつの事は少しも思い出したくない

悠『紫でお願いします』
メイク「はい！分かりました」

〜午前7時すぎ〜
撮影が始まった。7時に撮影開始予定だったが、スタッフが一人いなくて、少し開始が遅くなった。少人数の撮影のため、一人いないだけでも穴は大きくなる。

〈パシャ、パシャ、パシャ〉
カメラ「いい感じだよ！悠くん」
〈パシャ、パシャ〉

そろそろ衣装を変えようと、撮影をストップした時に、彼らはやってきた。

警察「ヨコハマ警察署組織犯罪対策部だ！ここにいる者には麻薬の疑いがある！」

悠『は？』

俺は唖然としていた。この状況についていけないというのもあったが、警察の人達と一緒に、入間銃兎と一緒にスーツを着たあいつが来ていた。
あいつが、
【 碧棺左馬刻 】がそこにいた。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ちょっとしたプチ話〜！

〜午前7時〜
銃兎「おい！左馬刻！私昨日電話で7時に迎えに行くと言いましたよね？」
左馬刻「うるせえ！銃兎、俺様は今それどころじゃねぇんだよ！」
銃兎「あぁ!?てめぇいつまで服悩んでんだよ！もう20分だぞ！」

そう、左馬刻は今ずっと服を悩んでいた。ずーっと悩んでいた。デート前の女子のようにずーっと悩んでいた。

左馬刻「あ？久々に悠に会えるんだぞ？ふざけた格好してけるかよ！」

左馬刻は悩んだ挙句、スーツを着た。
銃兎は、ものすごく疲れた。

以上
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
500hitに！ありがとうございます!!
お気に入り登録者8人の方！ありがとうございます!!
御要望、ご指摘、リクエスト等頂けると嬉しいです！

番外編1ー1→←第6話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す