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第13話 ページ21

悠『二郎君達は学校?』

一郎「はい…」

一郎はいつになく真剣な顔をしていた。何を聞かれるかは分かってる。

悠『話って、何?』

一郎「…悠さんは…、左馬刻とどういう関係ですか?」

一郎と左馬刻は昔は仲が良かったそうだ。でも今では犬猿の仲。

悠『兄弟。俺は、左馬刻の弟だよ』

一郎「…俺達と初めて会った時、左馬刻なんて知らないって言ってたのは?」

俺が一郎と会った時に言われた。〔碧棺左馬刻を知ってるか〕と。俺は勿論NOと答えた。

悠『嘘だよ』

一郎「なんで、嘘ついたんですか?」

悠『俺自身が認めたく無かったから。家族という事をわすれたかったから』

一郎「あいつが弟達に何をしようとしたか知ってるのか?」

悠『最近銃兎さんから聞いた』

一郎おこってるなぁ。でもね、一郎。俺も怒ってるから。

一郎「…なんとも思わなかったのか?お前ら兄弟は…なんとも!」

悠『……ウッセェ…うっせぇ!一郎、お前だって合歓を見捨てただろ!お前の弟達のために合歓を!』

俺は頭が真っ白だった。兄貴がやろうとした事は悪い事だってのは分かってる。でもだからといって、合歓の事は許せない。

…俺は、いつもひとりよがりだ。自分の事に必死で皆の苦労を知らない。…知る時はいつも遅すぎる。必ず誰かが傷付いた後に知る。必ず誰かが失った後に知る。……後悔ばかりだ。

一郎「ッ!」

俺は気づいたら一郎を殴っていた。そして、一郎も殴り返してきた。

悠『ックッ!』

俺達は喧嘩した。お互いの鬱憤を晴らすように。怒鳴って怒って。ずっと喧嘩していた。今までの事全部ぶつけた。
二郎や三郎が帰ってきて、慌てて止められるまでお互いを憎んだ。


悠『っはぁ、はぁ、はぁ…』

一郎「…はぁ、はぁ」

三郎「ど、どうしたんですか、二人とも?仲の良い一兄と悠さんがこんなボロボロになるまで喧嘩するなんて…」

二郎「兄ちゃん、悠さん。頼りになんないかもだけど俺達だって話聞くよ」

二郎君も三郎くんも、本当に優しい子達だ。兄の事を大切にしている…俺とは違う。

悠『二郎君、三郎君、兄貴が本当に済まなかった』

二・三「「!!」」

三郎「悠さん!?どうして急に謝るんですか!?」

二郎「そうだよ!悠さんどうしたの?」

三郎「僕達は別に左馬刻には何もされてません。だから、安心して下さい」

二郎「悠さんも兄ちゃんもまずは手当をしなきゃ!」

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(プロフ) - 了解です!お花見いいですね〜! (2021年4月6日 0時) (レス) id: a34950640d (このIDを非表示/違反報告)
フウマ(プロフ) - 銃兎×男主でお家デートとMTC×男主で花見をお願いします! (2021年4月6日 0時) (レス) id: c9a6a0b717 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - はい!もちろんです!喜んで頂けて安心しました! (2021年4月4日 23時) (レス) id: a34950640d (このIDを非表示/違反報告)
フウマ(プロフ) - また、リクエストしてもいいですか? (2021年4月4日 22時) (レス) id: c9a6a0b717 (このIDを非表示/違反報告)
フウマ(プロフ) - リクエストの完成、おつかれ様でした!銃兎の色気が見れたので大満足です!ラインの答えは即答で銃兎って言ってそうですねw (2021年4月4日 22時) (レス) id: c9a6a0b717 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2021年3月29日 1時

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