もし他人だったらこの一線は越えられたのだろうか3 (ページ6)

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メッセージを送ろうか迷った挙句後送信

だって、誤解されたまま会いたくないもん！
　

すぐに返信が来た

［へ～］

………へ～ってなんやねんｯｯ！！完全に疑ってるじゃん！疑われてるじゃん私！！！

もうあれだな、稜雅が好きそうな料理を作って持っていけば何とか許してくれるよね…

稜雅は肉が好きだから…肉料理にするか

…って何があるんだ？

豚の生姜焼きでもいっか！なんか、前好きとか言ってたような言ってなかったような…まぁいいや

よし、作るか！

どういうふうに渡そうかと構想を練りながら野菜を切る

『作りすぎたから、稜雅に分けるね？』

「俺というものがいながら先に祐基に分けるんだ〜」

あ～嫌味を言いそうだな

『えっと…べ、別にあんたのために作ったわけじゃないからね！おばさんの為だからね！』
　

いや…、どこのツンデレだよ

『別に稜雅に許してもらうために作ったわけじゃな…』

これもツンデレだな…

『これ、あんたの好きな肉よ、別に食わなくたっていいんだかr…』

何でこうツンデレキャラでしか出てこないの自分！

もう普通に渡そう！

内緒で稜雅の家に行って、ジャーン！みたいな…

サプライズ的なね

しょうもない妄想をしながら包丁を扱っていたため２、３回指を切った

絆創膏だらけの手

こういう無駄な事をしてるから女の子らしくないんだよ

料理を始めて１時間やっとできた

味はいい感じ！見た目もバッチリ！

これは今までで一番の最高傑作なのでは！？

早速タッパーに詰めて少し可愛い紙袋に入れる

　

軽く鏡を見て乱れてる髪を整える

今日はちゃんと話そうっと…

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