もし他人だったらこの一線は越えられたのだろうか3 (ページ5)

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いや、まじで意味わかんねぇ

何で俺じゃなくて祐基を家に呼んでんだよ…

なぜ祐基がAの頭の上に手を乗せてたんだし！

どんな状況だよ！！

考えても上手くこうなるようなシチュエーションが浮かび上がらない

よりによって祐基とか…本当に勘弁してくれ

祐基とAの光景が頭から離れない

頭を派手に掻きながら家へ帰る

ー次の日ー

今日も稜雅はグループでの仕事

今回はCD発売が近いため雑誌取材が立て続けに入っている

楽屋に入ったら祐基は既に居り稜雅が楽屋に入った瞬間飛んできた

「稜雅！昨日は違うからね！別に何も無…」

「わかってるよ、冗談で言っただけだし」

「怒って…ない？」

お前は女子かと突っ込みたくなるくらいに下から見つめてくる

「バーカ、そもそも怒る理由もないし」

そう、別にそんなんで怒らない、俺は変わったんだ、大人になったんだ、このような事で怒るわけが…

「そっか…良かったぁ〜！昨日ね実はねAさんが料理たくさん作って一人じゃ食べれないから食べてほしいって言われて食べてたの！」

「へーーー…そうなんだ…可哀想に…大丈夫？
体調悪くない？」

「ねぇ、それは酷い！だからAさん怒るんだよ！？」

あれをまだ怒ってたの？

そんな事で根に持たれるとは思わなかった

「あぁ…」

「料理の練習してたんだよ、ギャフンと言わせたいからこの事稜雅には秘密にしといてって言われたの」

お前その秘密本人に言っちゃってんじゃん

「だから、それを聞いてよくわからないけどふと頭を撫でてあげたくなっちゃって…」

「あ～その時に俺が来ちゃったわけね」

「そうなの！だから別にやましい気持ちで触ってないから！なのに変に勘違いして怒るからさ…」

「あれは、勘違いするだろ！あんな近い距離でそんなことしてるから！」

でも少し安心した

ふと携帯を見るとAからメッセージ

[昨日の事なんだけどあれは別に何も無いからね！？]

あー俺がまだ怒ってると思ってる

［へ～］

普通に返しても面白くないからまだ俺が怒ってると思わせよう

焦ったA見てみるのも面白いしな

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