もし他人だったらこの一線は越えられたのだろうか (ページ39)

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稜雅は大きく目を見開いてAをみる

そしてAは稜雅のズボンに手をかける

「まっ！待って待って待って！！タイム！」

嫌な予感がしたのか急いで身体を起こす

『もう！
お願い事1つ聞いてくれるんでしょ！？』

「いや、そうだけど！これはだめでしょ！」

『私のお願い事は、稜雅の悶絶する顔が見たいの！』

「お前は変態か！」

『変態ですが何か？』

「お前なぁ〜」

『ほら寝っ転がりなさい！』

そう言って稜雅の肩を押して身体を倒した

『お願いだから我慢してね？』

再び稜雅のズボンに手をかけ、ベルトを外し
チャックを外そうとした

「やっぱダメだって！無理だよ！」

稜雅は身体を起こし自分のズボンに手をかける

『まだ何もして無いじゃん！』

「いや、してるからね！？完全にこれは犯罪だからね！？現行犯逮捕できるからね！？てか、なんか嫌な予感がするんですけど！？」

『あーもううるさいなぁ〜、その予感はきっと合ってるから、
だからもう諦めて、じゃないと…ぶっ飛ばすよ』

最後の一言で睨みをブチかます

「あぁ…マジかよ………」

おでこに手を乗せながらゆっくりとベットに身体を落とした

流石にここまで来たら何度言っても聞かない頑固な性格と知っている稜雅は諦めたのだろう

少し申し訳ないと思いながらも
これからする事を考えるだけで身体がゾクゾクする

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