もし他人だったらこの一線は越えられたのだろうか (ページ38)

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▽ｰｰ仕返し１ページ38

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ある日、稜雅の家に訪問

お昼頃おばさんと、おじさんは二人で出掛けて家には稜雅と私の二人だけ

久々に稜雅とテレビゲームの対戦をし遊んでいたがずっと負けっぱなしだった

気付けば夕方

最後のゲームってなった時、稜雅が
勝った人が負けた人のお願いを1つ聞くという掛けを提案した

『絶対今度は負けないからね！』

「いや、次も負けるよ君は」

ムカつく表情でAを煽る

何言ってんだこいつ絶対負けないと思いゲームをスタートさせた

無我夢中でコントローラーを動かしギリギリでなんとか稜雅に勝てた

「あ〜！油断したー！」

なーんて言ってるけどこういう時、稜雅はわざと負けてくれるんだよね知ってる

そういう所を好きになったんだもん

「お願い事1つなんでもいいよ〜」

と言われても

『今はいいや、考えとく〜』

と言って流したが実はもう既に決まっている

先日、寸止めされたあげく私をからかい
恥ずかしい思いをした
(船津家訪問にて)

だから今回仕返しをする

仕返しと言ってもそんな大したことではないが

稜雅の部屋に移動した時にお願い事をする

そしてその時が来た

稜雅の部屋でそれぞれ携帯いじったり本を読んだりまったりしている時

『稜雅〜』

「ん〜？」

『お願い事1つ聞いてくれるんだよね？』

「うん、何？アイス買えって？」

『違いまーす。はいじゃあ、ちょっとベットに仰向けになって』

「仰向け？なんで」

『いいから〜』

これから何するんだと不安な顔をしながらベッドの上に仰向けになる

『……よいしょっと』

Aはそのまま稜雅の脚の上にのる

「えっ？ちょっと、よいしょっじゃないよ、何すんの？！」

『フフフーンっ、一度してみたかったんだ〜絶対動かないでね？』

満面の笑みで稜雅に微笑む

「はぁ！？」

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