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一瞬にして視界が逆転し、見えるのは稜雅と稜雅の部屋の天井
背中には軽い痛み
床でこうなっていたらもっと痛いだろう
ベットで良かった…
何て思ってたけど…いつまでどかないんだコイツは…
『ちょっ、どいて…』
言っても聞いてるのか聞いてないのか何も言わず見つめてくる
だんだん目のやり場に困って下を向くと
『ふぁっ!』
下のスウェットが膝までズレていた
(スウェットの裾を踏んだ時に落ちていったんだッッ!)
なんとか上のスウェットが大きかったからか下着はここからは見えていなかった
これは見られてはいけない早く履かなきゃと必死に手を伸ばしたが遅かった
私の視線で気付いた稜雅はすぐさま片膝を私の太ももの間に滑らせた
『りょっ…』
「Aが悪いんだからね」
ゆっくりと稜雅の膝が上にずれていく
それと同時に顔が近づく
腰がゾクゾクし、変に足先に力が入る
あと少し…
全神経が稜雅の膝が触れている太ももに集中する
当たる……
と思った直前で
稜雅の脚が止まった
そこから何も動かない
何故か私は求めるように稜雅の目を見た
その時
「ご飯できたわよ〜」
1階からおばさんの声がした
「あ〜残念」
稜雅は優しく微笑み身体をあげ、Aからどいた
これは、良かったのか…な?
少しばかり期待しちゃったけど………
「続きはまた今度だね」
『うっさいわ!』
パンッッ
「いてっ!」
軽く稜雅の肩を叩いた
そして、リビングに向かい楽しくご飯を食べたのでした
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作者名:オレンジ | 作成日時:2016年2月3日 10時