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今日は午前レッスン午後撮影という1日だった





いつも通り家に帰った




「ただいま」




「あらおかえり、ごめんねもう少しでご飯出来るから」



(あれ、今日は遅いないつもなら出来てるのに)



そう思いながら分かったと返事をしてリビングを出て部屋にむかった





荷物を部屋に置いてすぐリビングに戻るつもりだったが



入った瞬間誰かが自分のベットの上で寝ていた




「うわっ!!!」




『ん…』




(え、誰?)


稜雅の驚いた声にAはもぞもぞと動き出す



ゆっくりと近付いてよく見たらAだった




「え、何で!?」



『ん?』



Aは目を開け稜雅の方を見る



『………ぁあっ!!!寝てたッ!!』






3秒ほどじーっと見てやっと理解できたかのように驚き始め、急いで起きてベットの上で正座した




「寝てたッ!じゃねぇよ!何で居るんだよ!」




『いや〜これにはいろいろありまして……』



「いろいろってなんだよ!っってかこれ俺のじゃねぇか!」



Aが着てるスウェットをみる



『ごめんお風呂に入ったんだけど着替えるものが無くて…おばさんがこれをって…』



(あぁ、もうなんとなく分かったわ…)



稜雅はAの隣に少し空間を空けて座る




(きっと母さんがAに強要したんだろう)



「もういいよ大体のことは想像ついた」





(それにしても、




今、コイツのそばにいたらダメだ)





正直言ってここ何日か忙しくて自分のを処理する暇もなく溜まっている





風呂上がりのAを見ると少し反応してしまう




このままではやばいと思ったのか稜雅はリビングに向かおうと立ち上がった




『あ、私も行k…』




Aもベットの上で立ち上がろうとした瞬間スウェットの裾をガッツリ踏みバランスを崩した


『ふあっ!』





咄嗟に稜雅の腕を掴んで2人とも同時にベットに倒れ込んだ





「おまっ、気を付けろよ………

ッッ!?!?」




目の前にAの顔がすぐ近くにある



稜雅が手で支えていてなんとかなっているが、手がベットに着いていなかったら事故が起こっていた




ほのかにシャンプーの香りがする




『ちょっ、どいて…』





早くどかなければいけないのは分かっているがどうも身体が動かない







ずっとAを見つめる






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作者名:オレンジ | 作成日時:2016年2月3日 10時

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