誰と恋をしたらいいの…?? 1

19　cocoa ページ19

-- 杏弥side --

Aちゃんとキス、やっとお邪魔が入らなくなって安心だよ。

水族館デートって気持ちが安らぐ効果があるっていう説もあるから、Aちゃんに警戒を解いてもらうためにも…ちょっと優男をイメージしてっと。



杏「ごめんね、こんなことするつもりはなかったんだ…でも抑えられなくて。」


貴「そ、そうだよね…周りにカップルが沢山いたら。」



警戒を少し解けたかな…可愛くて素直で優しい女の子、今までオレの周りに群がる女子はみんなお近づきになりたい人達。

オレにも恋って出来るのかな。



貴「ちょっとお手洗いに行ってくる！」



あららー…ちょーっと刺激が強すぎたかな？

逃げられちゃった。




-- Aside --

初めてキスされて杏弥くんの前でどんな顔をしたらいいのか分からず、お手洗いに逃げて来てしまった。



貴「うう…どうしよう。」


文「どうしました、お嬢さん？」


貴「きゃっ！」



いきなり耳元で囁かれた男の人の声にビックリして転びそうになったのを支えられた。



文「大丈夫ですか？」

貴「………っ。」



すごく綺麗な男の子…『女子トイレになんでいるの？』って疑問が掻き消される程、見惚れてしまっていた自分に恥ずかしくなった。



文「ｸｽｯ…こちらに来て下さい。」

貴「ひゃっ！」



有無を言わさぬよう、まるで拒否権は与えないというかのようにお姫様抱っこをして運ばれた先はトイレの一室？



貴「……あ…の。」


文「可愛いお嬢様、少ーし失礼致しますね。」

貴「きゃっ…ちょっ……。」



物柔らかなイメージとは裏腹にブラウスのボタンを外し…ええええ？



杏「Aちゃん大丈夫ー？」



来てくれたことにホッとしたけれども、この格好を見られたくないため助けを求められず我慢していると…。



杏「なっ…文弥、何してるの？」



知り合い…なの？

こんな狭いところで３人となるとかなり近くてブラウスのボタンを留め直せない、恥ずかしすぎる。




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大変失礼致しました、ピンク系苦手な方は本当にすみません。

こんな変な状況を綺麗にカバーしてくれるのが姫華！
よろしくお願いしますw

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