名探偵との恋は彼女曰く甘くてちょっぴり刺激的らしい

『一生楽して暮らしたい』乂无鏘魂の叫び ページ29

帰る途中敦君とすれ違った






乱歩さんも気づいてるみたいだ
でも私の考えと同じなのかはたまた私の思考をよんでか二人とも敦君に気づかぬ振りをした







真横にきたとき盗聴器を首もとにつけるのを忘れずに






電源は入れてあるのですぐ敦君の声がこちらに届く






イヤホンをして盗聴していると乱歩さんが後ろから抱きついて片耳のイヤホンを取り外し自分の耳につけた






世間から見たらイヤホンをシェアするラブラブのカップルにしか見えないだろう







道行く人「(兄妹かな...？)」







ラブラブなのもシェアしているのも事実だが内容が盗聴だと気づくものはいない







ラブラブなのも事実だ








大事なことなので二回言った








もう一度言お((すいません







『敦君は自分のすべき事を履き違えたようですよー』




「襲撃がきても僕らの敵じゃあない
乂无鏘にかなう奴はどこにもいないしね」








武装探偵社の扉をあけ、国木田君の小言を聞き流し奥の私はデスクの上に座り、乱歩さんは椅子に座り机に足をあげる








『そろそろかなー、プリンを食べる時間くらいあるといーなー』







まだ残っているラムネを飲みながら呟く
タイムリミットはラムネがぬるくなるまで

『炭酸飲料のシュワシュワ感って口内の酵素と二酸化炭素がおこす刺激なんだって』「初耳だね」　太宰兄妹の仲むつまじい休日→←『夏だ！海だ！ビキニとワンピどっちですか！』「ビキニ」『了解！』皆「(ビキニ...しかも了解なんだ)」

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す