名探偵との恋は彼女曰く甘くてちょっぴり刺激的らしい

「乱歩さんが乂ちゃんの好きな所ってどこですか？」「可愛くて強いところかな！でも方向音痴でドジな所！」「確かにそうですね」「...敦、あげないよ」 ページ31

「乂无鏘！片付けを手伝え！」






「国木田ー乂无鏘は僕とラムネ飲んでるから駄目！」








すいません乱歩さんと頭を下げる国木田君。国木田君も乱歩さんには頭があがらないんだなー
腰から拳銃を取り出しながら思う
なんに使うかって？ビー玉を取り出すのだよ







「んふふ、乂无鏘これも食べていいよ」








今日は珍しく乱歩さんが自分のお菓子を分けてくれる。ご機嫌なようだ。先程取り出したビー玉を手で弄びながら私をニコニコ見つめている

つい嬉しくてほおばったお菓子はいつもより甘く感じた








『そういうとこ好き乱歩さん』









抱きつくともっとお菓子を分けてくれる。敦君に怪訝そうに見られたのはご愛嬌ってことで









「ん、僕もう名探偵の仕事に行かないと」









お菓子はまた帰ってからあげる！とハンチング帽を被る乱歩さんとなにやら話している国木田君と敦君を通りすぎ探偵社の扉の横に立つ









「まったく君達は僕がいなきゃ何にも出来ないんだから！」









『おっしゃるとおりでございます！』









新人研修？かなんかで一緒に行くことになった敦君。乱歩さんがこちらに歩いて来るのでスムーズに外に出られるタイミングで扉を開け、









何がなんやらわからない敦君が通り閉めてから『よっし！がんばろー！』と肩に手をおいて言うとなぜか顔を赤らめられ、乱歩さんには怒られてしまった

『社長見てください！連鶴折れましたよ！』「すごいな...鶴から見えるその文字はなんだ」「乂无鏘！書類は見つかったのか！？」→←『炭酸飲料のシュワシュワ感って口内の酵素と二酸化炭素がおこす刺激なんだって』「初耳だね」　太宰兄妹の仲むつまじい休日

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