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〜自宅前〜


あっという間に自宅に着いた。
やっぱり車だと超早い(笑)そんでもって、
初めて乗ったスポーツカーはとても最高でした。


『安室さん、わざわざありがとうございました!気をつけて帰ってくださいね!』



安「えぇ。Aさんもお気をつけて。何かあれば "また"僕を頼って下さいね」


……また?
なんだか含みのある言い方をして安室さんは帰っていった。



またってなんだろう?
やっぱりどこかで会ったことある?
いや、でもあれだけのイケメンだったら覚えてるよな…なんて思いながら郵便物を取り出すと、1つだけ存在感を放つ黒い封筒。
なにこれ…?差出人も宛名も無し…



ービリリリリー 写真?…ッ!! ーバサバサッー



なにこれ…なんで…いつ?



封筒の中身は写真。
それも全部写っているのは私の姿。




さっきのポアロでの写真もある…
あのときも見られてたってこと?



ヤダッ!なんで?



この後、ご飯も食べる気にならなずそのまま眠りについた。





ー次の日ー



結局、昨日の夜はなかなか寝付けず寝不足のまま学校に向かった。



「おっはよ〜。って、大丈夫!?A!顔色悪いよ!?」




『うん…大丈夫。気にしないで。夢見が悪かっただけだから』




「ホントに?無理しないでね!」



『うん、ありがとう…』



結局、3時間目の体育の時間に倒れてお昼で早退になった。




両親がいないので1人で帰っていた時、1台の白い車が横を通りすぎて、



安「Aさん!」




車から出てきたのは昨日も会った安室さん。




安「どうしたんですか!?まだ学校なはずでしたよね?」



『あ…ちょっと、早退して…』




安「…何かあったんですか。顔色がひどい…」




心配してくれる安室になんだか泣きそうになった。

ダメだ。昨日会ったばかりの人にこれ以上迷惑をかけるわけにはいかない…




『大丈夫です!昨日ちょっと本に夢中になって寝不足なだけですよ』



アハハッって笑う私を安室さんは無言で見つめると、私の腕を自分の方へ引き寄せて私を抱き締めた。



…え?…頭が追い付かない。
なんで安室さんに抱き締められてるの?



『あの…安室…さん…?』



安「無理…しないで下さい。泣きたい時はないていいんです。もう…」



強がらないで下さい。
そう言ってくれる安室さんに今まで我慢していた涙がどんどん溢れてきた。
安室さんは大丈夫、よく頑張ったって言って私が泣き止むのを待っていてくれた。

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厨二腐女子 - 寿命が見えるでデスノートを思い出してしまった…← (2019年10月20日 16時) (レス) id: a124146768 (このIDを非表示/違反報告)
アリーナ(プロフ) - のん@天使から墮天使のウオタミ(?)さん» コメントありがとうございます!安室さんの最後の言葉はある程度察しがついているかと思います!(笑)今後書けたら書いていきたいと思うのでよろしくお願いします! (2019年3月12日 10時) (レス) id: 1d5501ff1d (このIDを非表示/違反報告)
のん@天使から墮天使のウオタミ(?) - ストーカー編の最後の安室さんの言葉、知りたいの私だけでしょうか…? (2019年3月12日 0時) (レス) id: 5bc91f0494 (このIDを非表示/違反報告)
アリーナ(プロフ) - 揚げ鳥さん» あ、すいません!ありがとうございます! (2019年3月7日 16時) (レス) id: 1d5501ff1d (このIDを非表示/違反報告)
揚げ鳥(プロフ) - すみません!R18のやつがついてますよ? (2019年3月7日 15時) (レス) id: eaa68ff7b1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アリーナ | 作成日時:2019年2月27日 17時

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