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eight/Time~キミトノキセキ~:new ページ28

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次の日、なんとなくアトムも持って約束通り公園に行くと、ダッフルコートを着て手袋をした彼がもうそこにいた。






「ごめんっ、待った...?」







慌てて駆け寄ると、今来たばっかり、と笑顔を見せてくれる彼。







この笑顔ももう見られなくなっちゃうのかな。






冬の足音が聞こえてきそうなほど寒い公園には、俺たち以外誰もいない。







カチッ...カチッ...






だからかな、この時計台の針の音ですら聞こえてくるのは。








「これ、約束した通り直したよ。1ヶ月で終わらせるなんて言っちゃったから終わらないんじゃないかと思って焦ったよ」








そう言って時計を渡してくる彼は徹夜続きで急いで直してくれたのか、綺麗な目元に隈ができている。








「うわぁ...すごい....」








本当に、動いている。








カチッ....カチッ....カチッ....








もう二度と動くことは、動かすことはないと思っていた時間を刻む音が。







時計台の針の音とリンクして心地よく響く。







何年ぶりかに聞いたから懐かしくて気づいたら涙が溢れていた。






「マサキくん、俺頑張ったよ。マサキくんがいてくれたから、頑張れた。ありがとう」







差し出されたのは『Sugar Sweet』のキャラメルと、俺の知らない小さな花束。








「この花の花言葉はね、消えることのない想い、希望、光なんだ」







ちょっと照れくさそうに笑った彼。







ふわっ、とキャラメルの香りが乗った風が頬を撫でるように吹き抜けていった。








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恋文(プロフ) - こんにちはー。一言言ってよー笑 お姉さん寂しいから 笑 続きがとっても楽しみです!更新、頑張ってください! (2014年1月29日 10時) (レス) id: 1e4c88a64e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夕霞樹雨×朝霞時雨 | 作成日時:2014年1月28日 16時

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